気がついたら久しぶりの酒,しかも薬っぽいお酒シリーズ最新作.
今回はパスティス51(サンカンティアン).
パスティスというのは「まがい物」という意味で,有害成分を含んでいるとして発売禁止になったアブサンの代用品として作られたもの.
その特徴は,アブサンの原料として使われていて問題になったニガヨモギの代わりにスターアニス(八角)が使われているそうで,他にもリコリス(甘草)やフェンネルなどのハーブが使われている.
で,もう一つ特徴があって,これはアブサンもそうらしいのだが,水割りにすると...
こんな感じに白濁する.
そもそも,このパスティス51の「51」も,1951年に発売されたということと,水とパスティスを5:1の割合で混ぜて楽しんでもらいたいということの二つをかけてのネーミングだそうだ.
ちなみに味の方だが,「歯磨き粉の味」とか「飲む湿布薬」といわれるような味.確かにピリピリしてスーッという刺激的な味がする.
そして,その刺激的な味と同じくらい,甘い.それも爽やかな甘さというよりは,ちょっと後を引くようなベタつく甘さ.
ということで,飲む人のほとんどがマズイと思うような味なのだが,これがフランスでは大人気で,ガンガン飲まれているらしい.うーん,フランス人の味覚って...
ちなみに私にとっては,飲めなくはないのだが,それほど美味しいとは思わない程度の味.
とはいえ,買ってしまった以上は全部飲んでしまわないといけない.
パスティスを使ったカクテルはそれほど多くないのだが,もうちょっと材料が揃ったら作ってみるか.
・おまけ
買ってみて驚いたのだが,
中に何か浮いてる.
ハーブだと思うんだけど,これって入っていて普通なのか?