この4日間の記事は大盛り系の店が続いていたわけだが,そうなると最後はやはりココしかないだろう.
ということで,行ってきました.清水町のはいから亭.
mixiにもコミュニティがあるくらい,一部学生さん(元・学生さんも含む)たちに愛されている店なのだが,そのコミュニティの名前が【食の】はいから亭【暴力】だったりする.この名前は屈折した愛情表現なのか?
店内の写真は撮りそびれてしまったのだが,それほど広くない.
昼時を過ぎていたためか,けっこう空いていたので,適当な席に座って,大将がオーダーを取りに来るのを待つ(この店は大将ひとりだけで切り盛りされている).
メニューは揚げ物中心なのだが,それらの組み合わせの自由度がかなり高いので,トータルのメニューはかなりの数になりそうだ.
本来ならばメニューを見て悩むべきなのだろうが,今回は目的がハッキリしていたので,すぐさま大将に注文した.
私「あんかけからあげをミンチカツで,ご飯大盛り」
大将「...670円の方ですか?」
私「はい」
大将「...多いですよ?」
私「チャレンジしてみます」
大将「...」(厨房に消える)
さあ,注文してしまった以上は後には退けないぞ.
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えらく時間がかかるな.
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大将ひとりだから時間がかかるというのは予備知識で知ってたけど,そろそろ20分近いような...
ようやく厨房に動きがあり,まずはお冷とスープを持ってきた.
いちおう説明しておくが,右がスープだ.フィンガーボールではない.
そして,あんかけからあげとミンチカツが登場.
なるほど,これが食の暴力か...
このからあげ,こぶし大もあるとして一部では有名なのだが,
さすがに大人のこぶし大はないものの,けっこうな大きさ.しかもそれが4個もある.
それに加えて,ミンチカツ(これもけっこうな大きさ)が2個,付け合せのスパゲティ(カレー味)もなかなかの量だ.
そして,
UFOチックなご飯大盛り.こうなると笑うしかない.
さて,力なく笑っていても仕方ないので,食べることにしよう.
これだけの量だと,短期決戦じゃないと食べられないだろう.よし,早食いだ!
実は食べる前は量だけあって,味はそれほどでもないと思っていたのだが,食べてみると,これが旨かったりする.
特にからあげは,これくらいの大きさになると中に火が通っていないか,揚げ過ぎで外がカチカチになっていることが多いのだが,実にいい感じに仕上がっている.
ミンチカツも洋食屋の上品なミンチカツではないが,ちょっとB級っぽい味で,これまた旨い.
やるな,はいから亭!
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数分後.
かなり食べたつもりだけど,からあげ2個にミンチカツ1個,ご飯も半分程度残っているから,ちょうど折り返し地点だな.
でも,私の胃袋はマラソンで言うと35キロ地点くらいだぞ...
これまで,勝山協食のご飯大盛りも,半田屋の中めしも,ごちそうさまのハンバーグカレーも,穂高のマウンテンカツカレーも,すべてクリアしてきた,この私をここまで追い詰めるとは...
やるな,はいから亭...
それでも何とか箸と口を動かしていき,残すは,からあげ半分とご飯数口分.
しかし,ここで動きが止まってしまった.
やべえ,あふれそう...
ちなみに,このはいから亭,食べ切れなかった料理を持って帰れるように,店内にアルミホイルが準備されていたりする.
このまま残して帰るよりは,とアルミホイルで包んで持って帰ることを真剣に考えたりした.
しかし,衰えたとはいえ一時は「生涯一食べ盛り」を自称していた男として,ここで負けるわけにはいかん!
ということで,消化器官が活性化するのをイメージしつつ,少しずつ少しずつ食べていく.
お冷を飲みたいところだが,今飲むと本当に洒落にならない気がしたので我慢.
そして,永遠に続くかに思えた戦いの末,
ついに完食!
長い戦いであった...
ちなみに私をこれだけ追い詰めるボリュームと,これだけ食べてもそれほど飽きない味で,770円(670円+ご飯大盛り分100円)というリーズナブルさ.
さすがにもう一度同じメニューを頼もうとは思わないが,料理が少ない分だけ値段が安いメニューもあるらしいので,それだったら食べに来ようかな.