2004年08月04日

オープンキャンパス前夜

[ Experience]

現在,8/4の23時過ぎだが,まだ研究室にいる.
あと20分弱で日付が変わってしまうが,明日(=8/5)はオープンキャンパスの日.スタッフの学生さんたちは今も大学に残って明日の準備をやっているので,私もそれにつきあっているというわけだ.

総合政策学科では毎年オープンキャンパスで学生制作のビデオを上映するというのが慣例になっているのだが,今年はそのビデオの編集と学会発表,さらには各種授業&試験&レポートが重なるというハードスケジュールになってしまった.それらを全てこなさなければいけない学生さんたちは睡眠時間を削って頑張っている.傍から見てても大変だと思うのだが,反面,羨ましくもある.

自分が大学生の時には,彼ら・彼女らのように何かをやり遂げるために睡眠時間を削ってまで頑張った記憶はない(これは私は睡眠時間を削ることができないタイプの人間であることも関係しているが).
しかも,彼ら・彼女らはそれを一人だけでやるのではなく,お互いに協力してやっているわけだ.実際に作業をするのは一人だけにならざるを得ないことも多そうだが,それでも近くに応援してくれる人(時にはジャマをする人になるかもしれないが)がいるというだけで,精神的には楽かもしれない.

こういう光景を傍から見ていると,自分が学生時代にこういう充実した時間を過ごせていれば,もう少しは真っ当な人生を歩めたのではないかと思わなくもない.
まあ,今の生き方はそれなりに気に入っているので,それほど後悔しているわけでもないのだが,「あったかもしれない可能性」や「なったかもしれない『今とは違う自分』」への後悔というのは,程度の問題はあれ,どんな人でも,どんな歳になっても,ついて回るのだろう.

ともあれ,彼ら・彼女らには,この調子で充実した時間を過ごしてもらい,少しでも後悔のない人生を歩んでもらいたいものだ.







と,感動的な台詞で締めくくったところを恐縮だが,途中にも書いたように,私は睡眠時間を削れない種類の人間なので,申し訳ないけど途中で帰らせてもらうよ.
あとは若い人同士で...って,これだと見合いの世話人だな...