2004年09月03日

渋谷−学芸大学 徒歩の旅

[ Experience]

学会2日目.目当てだった朝一番のセッションが終わってしまうと,もう聞きたい報告もなくなってしまった.
今日で松山に戻らなくてはならないのだが,そのまま学会に残っているよりもあちこちを見て回った方が生産的だと判断したので,10時半くらいに早稲田大学を後にした.

とりあえず大学周辺の古本屋を回ってみたのだが,開店時間前ということで半分以上は閉まったまま.残りの店もめぼしいものがなかった.残念.

次の目的地は学芸大学近くなので,とりあえず山手線で渋谷まで移動.
渋谷からは東横線に乗っていくのが普通なのだろうが,どうせ時間も余ってるし,街の様子も見てみたいということで,歩いていくことを検討してみる.
そういえば昼御飯も食べないといけないので,その情報集めも含めてネットで情報収集.
線路上の距離では4キロ少々ということなので,歩いていけないことはなさそうだ.
しかし,どういうわけか地図のサイトが正しく表示されない.仕方ないので,コンビニで地図を立ち読みし,だいたいの位置関係を記憶してから出発.

渋谷には初めて来たのだが,こんなにアップダウンのある土地だとは知らなかった.先行きが少し不安になる.しかも,昨晩迷った道のように,道が湾曲している.というか,真っ直ぐの道がないと言ってもいいくらい曲がりくねっている.
少し脇道に入ってみたところ,道がグネグネ曲がっており,しかも上がったり下がったりしている.失敗したなと思いつつ,5分くらい歩いてようやく他の道に出たと思ったら,さきほど脇道に逸れた曲がり角から100メートルくらいしか進んでなかった.私の5分間はいったい何だったんだ.恐るべし,迷宮都市 東京...

そんなこんなで,ようやく第一の目的地である食べ物屋に到着.
距離的には駅からそれほど離れていないのだが,この場所に辿り着くために周囲を2周してしまったので,えらく時間がかかってしまった.まあ,おかげで時間的にはちょうどよくなったのだが.
# その食べ物屋については後日投稿予定

腹ごなしを済ませ,最終目的地の学芸大学(の近くの店)に向けて出発.
とりあえず駒沢通りに出て,それを道なりに進めばいいらしいのだが,どれが駒沢通りかが分からない.やっぱり何度か迷った末,ようやく駒沢通りを発見.あとはひたすらテクテク歩く.

相変わらず起伏はあるし,渋谷周辺ほどでないにしても道が曲がっている.基本的に平地である大阪や松山に慣れてしまった私からすると,非常にわかりにくい.
しかし,都市論の観点からいくと,そういう見通しの悪さのようなものが,先に何があるか分からない期待感や,自分で何かを探す楽しみをもたらすらしい.
確かに,メインの通りから少し離れると,どうしてこんなところにこんな店があるんだ?的な店があったりする.そういう楽しみは確かにあるかもしれない.でも,この道のアップダウンは高齢者にはキツイのではないだろうか.ということは,「高齢者に優しい街」と「いろいろあって楽しい街」というのは両立しないのではないだろうか?

などということを街を眺めながら考えつつ,テクテク歩く.ひたすら歩く.イヤになるくらい歩く.
絶対4キロ以上歩いてるぞ.そういえば,線路というのは基本的に最短距離を結んでるはずだから,普通の道路を歩くとそれ以上は確実にかかるよなあ...

しかし,長い苦難の旅にもようやくゴールがみえてきたようだ.ここからは目的の店の地図で道を確認しながら移動.どんどん住宅地に入っていく.うーん,これは地図を持ってきてなかったら絶対に辿り着かなかったな.
そして,ようやく店を発見し,目当ての品物をゲット.よし,これでミッション・コンプリートだ!
# その店&品物については後日投稿予定

あとは駅に戻るだけ.線路まで戻り,線路沿いに歩いていく.なぜか生まれ育った東大阪の小阪を思い出してしまうのは,高架線路があって学生街だからだろうか.
そんなことを思っているうちに学芸大学駅に到着.うーん,前言撤回.小阪よりもかなり栄えている.

さて,これから渋谷に戻るか,それとも横浜まで戻るか...同じ道を戻っても面白くないし,時間もあるから横浜まで行ってみるか.