2004年09月06日

ガラスのペーパーウェイト

[ Goods]

先日の学会出張の際,渋谷から学芸大学まで歩いていったという記事を書いたが,それはBaden Badenで買い物をするため.
この店の詳細についてはサイトを見て欲しいのだが,手作りの生活雑貨(ちょっとオシャレ系)を売っている店だ.

baden_1.jpg

写真では樹で隠れてしまって分かりにくいが,洋館風の一軒家で,外観からしてちょっとオシャレ系.

でも,店の向かい側はこんな感じ.

baden_2.jpg

本当に住宅街のど真ん中で,写真の手前側には普通のアパートが軒を並べてたりする.
しかも,ちょっと裏道に入ったところにあるので,この店を目当てに来ない限り,こんな住宅街の真ん中に,こんな感じの店があるとは気がつかないだろう.

で,この店にわざわざ来てまで買いたかった物というのが,ガラスのペーパーウェイト.
そう,以前「ハンドクーラー?」で書いた卵形のペーパーウェイトだ.

卵形のペーパーウェイトで検索していたときにヒットしたのが「i-no(イイノナホ)」というガラス工芸作家のペーパーウェイト.
ネットで写真を見た途端,「これだ!」とスィッチが入ってしまった.

私は基本的に物欲が薄い,というと少し違っているような気もするが,それほど物に対してのコダワリがある方ではない(だからブランド物にはほとんど興味がない).
だから「あ,いいな」と思ったとしても,それを手に入れるための努力はあまりしないのだが,今回のように,時々スィッチが入る.
で,スィッチが入ってしまうと「欲しいものがあれば手にするまで」(By 崎谷健次郎)という状態になってしまうのだが,短期的にダーッと燃え上がって行動するというのではない.
どういうわけか,「本当に必要なものだったら必ず手に入る」と思っているので,長期的に意識に留めておいて常に機会を待つor見つけるという,遠赤外線の炭火のような欲望の燃やし方をするようだ.

今回のペーパーウェイトについても検索で存在を知ったのは6月上旬だったので,だいたい3ヶ月くらい燃やしていたことになる.
ようやく今回の学会出張で東京まで行く機会ができたので,そのついでに買ってきたわけだ.

で,その3ヶ月物のブツがこれ.

egg_pw.jpg

写真ではサイズがよく分からないかもしれないが,握りこんでみるとちょうど手のひらにすっぽり収まるくらいのサイズ.ペーパーウェイトとして使うために底辺が平らになっているのが少々残念ではあるが,感触的には宮部みゆきの小説を読んだときに感じた感触とほぼ同じ.
違いと言えば,読んだ時の感覚ではもっとひんやり冷たかったくらいなので,冷蔵庫で少し冷やしてやれば完全に同じになるはず(実際にはやらないだろうけど).

値段は税込み3675円.
ペーパーウェイト単体として考えた場合には,コストパフォーマンス(=機能÷価格)重視の私としては絶対に買わないだろうが,手慰み&オブジェとしての機能も考慮すれば損ではない価格だと思う.

まあ,スィッチが入ったものなので,よっぽど高価でない限りは買ったと思うけどね.