2004年09月10日

北海道出張 停滞編(完全版)

[ Experience]

台風の影響で出発が心配されたが,松山は快晴.
事前情報では新千歳空港も通常通どおりに発着しているとのことだったので,それほど心配していなかったのだが,途中からは揺れる揺れる.
さんざん揺れた後,強風のため,空港上空にてしばらく待機するとか言い出した.
ある程度余裕を持ってスケジュールを組んでいるので,最悪1時間くらいまでなら大丈夫だと思っていたのだが,燃料補給のため,東京まで引き返すとのアナウンス...

東京までの往復となると最短で3時間のロス.さて,どうしようかと思っていたら,行き先を仙台に変更するというアナウンス.ラッキー! これならギリギリなんとかなるか?

しかし,機長から三度のアナウンスがあり,東京の指示によって東京まで戻るとのこと.こんな時でも東京中心主義なのか...

東京から臨時便で再び北海道へ.天候が悪ければ東京に引き返すという.

飛行中はネットで情報を集めるわけにもいかない.
以前読んだ『The S.O.U.P』で主人公が飛行中もネット接続できる飛行機でアメリカに渡航する描写があった.
私はそこまでネット中毒じゃないぞと思っていたのだが,周囲で何が起こっているか分からない状況ではネットに接続できないのは非常にストレスが溜まるものだと初めて知った.

仕方ないので,半ばあきらめながら本を読んでいたら,今度は何とか着陸に成功.
この時点で16時過ぎ.当初の予定から3時間以上遅れている.

ようやく陸地についたと思って喜んでいたら(5時間以上乗ってたのだ),今度は空港からの移動手段が壊滅していた.おそるべし,台風18号.
ネットで善後策を調べようと思ったのだが,接続が悪く,結局は駅員さんに直接話を聞くことで対処することに.
いろいろ紆余曲折があった結果,19時過ぎ(当初から6時間遅れ)の列車で帯広に向かえそうなことが判明.
南千歳駅で時間待ちをする必要があるので,夕食は南千歳で食べることにして,札幌では軽く食べるにとどめておいた.なにせ飛行機の中にカンヅメ状態だったので,昼御飯を食べていなかったのだ.北海道で最初の食事がチリドッグというのはかなり悲しい...

で,電車に乗って1駅の南千歳駅へ.ここで時間待ちをかねて夕食にしようと思っていたのだが,駅の周囲にあるのは道と広場とレンタカー屋だけで,食事ができそうなところは見事なまでに何もない.函館とか帯広への乗換駅だから店があると思ってだのだが見込み違い.
なんとか駅弁を買うことには成功したので,駅のホームでつましく夕食(えぞ寿司 660円).

ezosusi.JPG

そろそろ列車の時間だと思ってたら,放送で列車が到着するかどうかは分からないという.おいおい,さっきは行けるって言ってたじゃないか!
しばらく待った結果,全特急の運休が決定したとのこと.今までの時間はいったい何だったんだ...

やっぱり30分くらい待ってから,ようやく札幌行きの普通列車に乗る.
帯広で泊まることになっていたので,まずは今夜の札幌の宿を手配しなくてはならない.
車内からネットでいろいろと検索したのだが,結局は2日目以降の宿を確保してもらえた.なんとか一安心.

その後は特に問題もなく札幌のホテルに到着.時間は21時過ぎ.家を出てから12時間移動&停滞しっぱなしか.ああ,疲れる一日だった...