2005年01月05日

サイゼリヤ ホテル南海難波店

[ Spot]

昨年末に大阪出張したときの話.
出張最終日,時間は中途半端だったのだが,松山への帰還を控えて腹ごしらえをしておこうと思ったのが15時くらい.難波の繁華街にいたので,選択肢はたくさんあったのだが,どれも帯に短し襷に長しで,店を決めかねていたところ,「サイゼリヤ」という文字が目に入った.

そういえば,以前読んだ『起業家に会いにゆく』でサイゼリヤの店舗やオペレーションはシステム化されているとあったな.松山にはまだまだ出店しそうにないし,この機会に行ってみるか.
ということで,サイゼリヤで食事をすることにした.

saizeriya_1.jpg

入る前はそれほど気に留めなかったのだが,どうも通常のファミレスの店舗形式とは違っているし,なんどか見たことがある他のサイゼリヤの店舗とも違っている.
写真にある入り口のドアを開け,階段を上り,さらにドアを開けたところ,ビックリした.

平日の15時くらいという時間帯なので,客はそれほどいないだろうと思ったのだが,店内はほぼ満員.しかも,そのほとんどがジャージや学生服の高校生(もしかすると中学生?)なのだ.
団体客でも入ったのだろうかと思ったのだが,ジャージや学生服から判断するに,全てが同じ団体というわけでもないようだ.

この年頃の学生の集団というのは,やたらめったら騒々しいと相場が決まっているが,その例に違わず,店内には嬌声があふれている.その中を店員に案内されて席に着く.

メニューをじっくり見たところ,基本的にイタリアンなメニューが並んでいる.安いかどうかは判断が分かれるところだが,ペペロンチーノ・スパゲティが290円というのがあったくらいなので,安く済まそうと思えば安く済ませることができそうだ.そのせいで高校生がやたらと多いのだろうか.
どれにしようかしばらく悩んだ結果,「定番」とあったので,ディアボラ風ハンバーグとご飯を注文.
通常の白飯もあったのだが,珍しいのでターメリックライスにしてみた.サイゼリヤ的にはターメリック=ウコンを使った料理を前面に押しているようで,それについてのポップが卓上に置いてあった.
で,出てきたのがコレ.

saizeriya_2.jpg

これで消費税込み700円弱.ランチタイムでないことを考えると安いのかも.
で,早速食べてみる.
まずはディアボラ風ハンバーグ.以前,ある店で「鶏のディアボラ風」というのを食べて気に入っていたので,その味を期待していたのだが... 何か違う.玉ネギなのかニンニクなのか,独特の風味がちょっと強すぎるかな? 美味しくないわけではないんだが,期待していたのとの味のギャップがちょっと大きかった.
次にターメリックライス.値段的には普通の白飯とあまり変わらないし,味的にもそれほど濃い味が付いているわけではないので,これだったら白飯のかわりに注文するかな.

食事を済ませて落ち着いたところで,改めて店内を見回してみると,やっぱり高校生が多い.この時間帯のファミレスって他に入ったことがないんだが,コレってどのファミレスでも同じなんだろうか?
確かにその辺のファストフード店と同じ値段で遥かに落ち着けるだろうから,集まってダベるには最適だよなあ.

しかし,店の構造といい,店員の対応といい,『起業家に会いにゆく』で読んだようなシステマチックな店のようには思えないけどなあ.
後で調べたところ,この店は「ホテル南海難波」の食堂部分がサイゼリヤに置き換わったものみたいで,普通のサイゼリヤの店舗構造とは違っている可能性が高い.
うーむ,ということは,また出張に行った際に,今度こそは正統派のサイゼリヤに入らないといけないということか...