2005年05月30日

ZIPPO タイムコンパス

[ Goods]

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私は腕時計という奴がどうも苦手で,ストップウォッチを時計代わりに長い間愛用していた.
なぜストップウォッチなのかというと「たまたま家にあった」であり,長い間使っていたのは「壊れなかったので買い換える必要がなかった」ためだ.

松山に来たときにもストップウォッチを使っていたかどうかは既に忘却の彼方なのだが,腕時計をしていた記憶はないので,ストップウォッチではないにしても,何か適当なものでお茶を濁していたのだろう.
とはいえ,「いい歳をした社会人がちゃんとした時計をもっていないのはいかがなものか」という意識はあったので,方位磁石がついている懐中時計を探していた.しかし,なかなかいいものが見つからず,懐中時計と方位磁石を別に持つべきかどうかとも思い始めていた.

そんなある日,学生さんが腰からぶら下げているのを見て「これだ!」と思ったのが,このZIPPOのタイムコンパス.カラビナで腰からぶら下げることが可能,方位磁石&温度計つき,さらにZIPPO.必要な条件をすべて満たしていた.
ということで,松山の百貨店などを探し回ったのだが見つからず,大阪に出張に行った際に購入してきた.

で,これまで愛用してきたわけだが,本日,手慰みのためにカラビナ部分に指を突っ込んでクルクル回していたところ,すっぽ抜けて地面に激突.そのまま時間が止まってしまった.

この時計,それほど高いものでもないし,買ってからちょうど丸3年が経過しようかというくらいだったのだが,買って1週間もしないうちに洗濯機の中に投入されたことに始まって,あちこちにぶつけたり,洗濯物ごと投げ落とされたり,自力で電池を交換しようとしてと裏ブタを傷だらけにされたりと,さまざまな試練の荒波(&荒渦)を乗り越えてきた歴戦の勇者である.

それがあれしきの遠心力+位置エネルギー+アスファルトに負けるとはちょっと思えない,というか,思いたくない.
この時計は名古屋で学会発表したときも,北海道で財布を落としたときも,自動車教習所で泣きそうになってたときも,私とともに時間を刻んできた時計なのだ.
(ちなみに小学校で行ったPC教室に引率に行った際には,この時計のおかげで「腰からぶら下げている先生」と一部のお母さん方から呼ばれていたらしい.)

とはいえ,止まっているのは事実なので,何とかしないといけない.
順当に考えれば修理することになるのだろうが,あいにく購入したのは大阪.しばらくは出張の予定も無い.仕方ない,新しいやつをネットで買うことにするか.
この止まった時計は保管しておくとしよう.運が良ければ,また動き出すかもしれないし.