2005年12月08日

シュリヒテ・シュタインヘーガー(ジン)

[ Goods]

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またもや冷凍庫に常備されているジンが枯渇しそうだったので,大学近くの酒屋へビフィーターを買いに行った.
しかし,毎回ビフィーターというのも芸が無いなあと思ってジンの棚を見たところ,面白い瓶のジンが手ごろな値段で売られていたので購入してきた.
それがこのシュリヒテ・シュタインヘーガー.

記事を書くために色々と検索したところ,「シュリヒテ・シュタインヘーガー」で一つの名前なのではなく,「シュリヒテ」と「シュタインヘーガー」で分かれているようだ.

まず後ろの「シュタインヘーガー」だが,これは酒の種類の名前らしくて,ドイツ西部のシュタインハーゲンという町の特産品だったことに由来しているそうだ.シャンパーニュ地方でできたからシャンパンみたいなものか.
スピリッツにジュニパーベリーで香味付けをしているのがジンということなのだろうが,製法によって大きく「ドライ・ジン(ロンドン・ジン)」「ジュネヴァ・ジン」「ドイツ・ジン」に分かれる.
一番メジャーなのが,まず穀物でスピリッツ(=蒸留酒)を作り,次にジュニパーベリーなどを合わせて再度蒸留する「ドライ・ジン」なのだが,このシュタインヘーガーは,ジュニバーベリーでもスピリッツを作り,それを穀物のスピリッツと合わせる「ドイツ・ジン」に属する.

頭にある「シュリヒテ」というのは会社名.なので「シュリヒテ・シュタインヘーガー」というのは「シュリヒテ社のジン」という意味になる.その名のとおり,ドイツジンを代表する銘柄らしい.

私は通常,ジンに少々レモン果汁を加えてロックで飲むのだが,まずは味見のためにレモンを入れずに飲んでみることに.
まずは香りだが,微妙に甘い香りというか,熟した果物っぽい香りがする.
飲んでみると,やっぱりビフィーターよりも甘い.しかも口の中にちょっと残るような甘さだ.その後に苦味がやってくるのは同じ.

うーん,私の好みからすると,これよりもビフィーターの方が口にあうかな,やっぱり.


・おまけ
シュリヒテ・シュタインヘーガーについて検索してみたところ,多くのページで「ビールの前に1〜2杯飲むのが習慣」とあった.
最初にビールを飲んでからアルコール度数の高いスピリッツを飲むのが一般的だと思うのだが,「とりあえずビール」ではなく,スピリッツを前座にして,メインイベントがビールというのは,さすがはビールの本場であるドイツという感じがする.