2005年12月30日

ぴあの株主優待

[ Goods]

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ちょっと前のことだが,ぴあから株主優待が届いた.
ぴあの株主優待をもらうのはこれで3度目.ぴあの株主優待は何種類かから選べるのだが,今回も全部図書カードにした.
今回の絵柄は北野武.ちょっと顔が丸すぎるような気もするが,さすがにこれは分かった.

先日,日経新聞が株主優待に見直しの機運が高まっているという記事を掲載していたが,実際には株主優待を導入する企業は逆に増加しており,全上場企業の四分の一くらいになっているそうだ.

機関投資家にとっては株主優待よりも配当金の増額の方がありがたいので前述の日経新聞のような記事が書かれるわけだが,最近増加している個人投資家の中には株主優待を期待して投資するというスタイルをとっている人も少なからずいて,株主優待を発表したとたんに株価が上がる銘柄もけっこうあったりする.

企業が株主優待を実施するのは個人投資家を惹きつけるためだ.
しかし権利確定日(決算日の数日前)に持っていれば優待をもらえるという制度を利用して,財テクの一環としてその近辺だけ株主になる人も増えており,企業が本当に欲している安定株主や企業のファンを増やすという目的が十分に達成されているのかどうかは微妙なところ.まあ,全体としてはそのような財テクをする人たちは少数派なんだろうが.

このような制度の悪用を防止するタイプの株主優待もある.株主名簿に何回か名前が載ると優待がバージョンアップするというものだ.
このぴあの株主優待は,最初は図書カードなど2500円分だが,3回連続で株主名簿に名前が載ると倍の5000円分もらえるようになる.
私も今回で3回目なので5000円分になった.年間だと1万円.けっこうな含み損がでているのだが,この調子でずっと株主優待が続けばいつかはトータルではプラスになるだろう.

問題はそれまで株主優待が続くかどうか.業績は少し回復してきたが,まだまだ予断を許さない状態なので,株主優待が廃止になる可能性も無いわけではない.
しかし,株主のほとんどが株主優待のために保有しているという調査結果が今回の中間報告書に掲載されていたくらいなので,優待を廃止すると大暴落することはほぼ間違いない.
欲張らないで今のうちに売っておいた方がいいのかなあ...