2006年03月05日

ひぎりやき

[ Goods]

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ちょっと前のこと.同僚の教員と話していて,ひぎりやきのことが話題になった.
松山に来て6年目になるが,未だに食べたことがない.これは一度食べておかないと.
どうせなら本店で食べることにしよう,ということで,松山市駅前にあるひぎりやきの店に行ってきた.

実は今までに何度か食べてみようと思って店先を覗いてみたことはあるのだが,いつも鉄板の上に焼きあがったものがない状態だった.
食べるとしたら1-2個なのだが,それだけのために焼いてもらうのも心苦しいので,そのたびに諦めて帰っていたのだ.
そのことを愛媛出身の同僚に話してみると,実は焼きあがったものが布に包まれて隠されているので,一つだけ注文しても全然大丈夫だという.そうだったのか...

ということで,胸を張って一つだけ注文.
店の人も嫌な顔一つせず,箱のようなところから出してくれた.

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松山生活6年目にして,ひぎりやきと初対面.

この形状のお菓子は全国津々浦々にあるのだが,さまざまな名称がある.
私の生まれ育った場所では「回転焼き」とか「太鼓饅頭」,後になってからは「御座候」(実際には商品名だが一般名称としても使用されていた)と呼ばれていたのだが,「今川焼き」というのが正式名称,というか元祖の名前らしい.
身近なお菓子でありながら全国的にさまざまな名前があるためか,よくネタにされているようだ.定番のページはまぼろし食料品店 第6回と,二重焼き、大判焼き、今川焼きのようだ.字をたくさん読むのが面倒な方は,御座候CMの今川焼き編をどうぞ.

ちなみに,私が知っている太鼓饅頭はもうちょっと大きい(御座候はもっと大きかったような気がする),というか厚みがあって,こんな風に焼印が押されていない.

ちょっと潰れてしまったが,中身はこんな感じ.

HigiriYaki_3.jpg

まあ,普通のつぶあんだな.
では,いただきます.



私が知っている太鼓饅頭に比べると,かなり皮がパリッとしている.
もっとしっとりしたものを想像していたんだが,これはこれで香ばしくて美味しいな.ちなみに1個70円.

今回は普通のつぶあんだったが,他にクリームや季節限定のものもあるようだ.今度は違うものも食べてみよう.

なお,店頭にあったチラシっぽいものを持って帰ってきたのだが,これを読むと,あの店は澤井本舗(公式ページがないのでe-komachiのページにリンク)といい,「ひぎりやき」というのはこの会社が持っている登録商標のようだ.
あと,このチラシにはおいしい食べ方も掲載されているのだが,その中にひぎりやきを油で素揚げするというのがある.かなり興味があるのだが,揚げ物は後始末が面倒だからなあ...