2006年04月07日

春光亭(ラーメン)

[ Spot]

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先日,電化製品を少しでも安く購入するため,城南のコジマとヤマダ電機に行ってきた.
買い物自体は予算を少々オーバーしてしまったものの,それなりに満足のいくものだった.

その後,「せっかく普段は来ないところまで来たんだから」ということで,以前から評判を聞いていた井門町の春光亭に行ってきた.
ちょっと分かりにくいところにあるのだが,市中心部からヤマダ電機に向かうと,ヤマダ電機の手前で右側(=西)に黄色い看板が見えるので,それを目印にすれば分かるかな.

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店内はこんな感じ.
写真には写っていないが,この右側にテーブル席が2卓ほどある.
写真だけだと昔ながらのラーメン屋っぽいが,店内にジャズが流れているのが現代風か.
土曜日の昼過ぎに行ったのだが,若い大将が一人で厨房からホールまでこなしていた.

写真にもあるようにメニューは非常にシンプルで,それほど悩む必要もないだろう.今回は基本のラーメンにしてみた.

カウンターに座ったのだが,正面にはこんな注意書き(とは言わないか)があった.

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化学調味料を使わない,和食の技術を使った醤油ラーメンで,醤油にもこだわりがあるようだ.
個人的には,化学調味料も適量使う分には問題ないと思うのだが,人によっては化学調味料をとると体調が悪くなる人もいるので(いわゆるチャイニーズレストランシンドロームというやつ),そういうのにこだわる方には嬉しいかも.

しばらく待っていると,ラーメンがやってきた.

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一目見て分かるのは,スープに透明感があることと黒っぽいこと.
まつちかラーメンステーションで食べた青葉もこんな感じだったなあ.醤油ラーメンというともうちょっと濁っているイメージがあったんだが,これが純粋な醤油ラーメンのスープなんだろうか.
また,表面にけっこう油が浮いている.和風&化学調味料不使用というので,ヘルシーな油分控えめなものを想像していたんだが,ちょっと意外.

一とおり鑑賞し終えたところで,スープを一口.
うーん,醤油にこだわってるらしいけど,そのあたりのことはよく分からないなあ.青葉よりもわかりやすい醤油の味はするけど.

こだわりの醤油のことよりも,食べた瞬間にどうも懐かしい感じの味がして仕方なかったことの方が特筆すべきだろう.
他の紹介ページを読んでいる限りでは魚介類,おそらく煮干を多用しているらしい.
確かに実家では煮干でダシをとって,醤油で味付けをした牛肉のすまし汁(あれも「すまし汁」というかな?)をよく作っていたので,そのことが懐かしさを呼び起こしだのだろうか.
でも,色々と考えてみた結果,どうやら実家でときどき作っていた牛のテールスープを思い出していたようだ.動物性の脂の旨みと甘みを感じたせいだと思うのだが...

ということでスープも特徴的なのだが,麺も特徴的.

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写真では分かりにくいかもしれないが,太め&断面が四角.きしめんなどと同じ平麺の類になるんだろうか.なかなか歯応えがあって美味しい.

食べ終わっての感想だが,トータルで考えても充分に美味しいとは思う.でも,各方面で絶賛されるほどとは思えなかった,というのが正直なところ.
どうやら私は醤油ラーメン自体がそれほど好きではないらしく,豚骨やちゃんぽんみたいなスープが濁っているタイプの麺類の方が好きなようで,それが大きく影響している模様.
ネットでの評判を見る限りでは,醤油ラーメンが好きな人にとっては是非行くべき店のようだ.ただ,中心部から行くとなると,けっこうな距離があるので,車を使うか,ヤマダ電機に用事があるときについでに行くのがいいかも.


・おまけ
グルタミン酸の過剰摂取によって生じるとされるチャイニーズレストランシンドロームだが,科学的な因果関係は証明されていないという話もある.
でも,ラーメンを食べたあとに,舌がピリピリすることって,実際にあるんだけどなあ.別の要因なんだろうか.