2006年04月17日

ぷちローザ(洋食)

[ Spot]

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大阪出張ネタ.
難波近辺で昼食を食べる予定があったので,事前に情報収集したところ,引っ掛かったのがこのぷちローザ
難波駅のすぐ近くにある洋食屋という情報しか確認せずに出かけたので,店を見つけられるかどうか不安だったのだが,何とか発見.場所的には近鉄難波駅の北側,金龍ラーメンのところを東に入ったところにある.

店内はこんな感じ.

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手ぶれ&ピンボケを差し引いても何が写っているのかわからないと思うので少々説明を.
冒頭の写真では分かりにくいかもしれないが,この店,幅がけっこう狭い.
で,その狭い幅の半分ちかくを厨房が使っているのだが,その厨房の正面がカウンターになっている.
厨房とカウンターの間は棚で仕切られており,写真に写っているのはその棚とカウンター.棚は部分的に素通しになっているて,この写真だと中央のワインボトルの向こうに白衣を着たシェフが見えてたりする.
ただでさえ狭い幅を厨房で半分近く取られ,さらに入り口付近は階段がある関係で,さらに狭くなっていて,かなり窮屈.ただし,階段がなくなる奥の方にはテーブル席もあるし,二階はもっと広いらしい.

今回はランチタイムに行ったので,ランチを注文.今回は最も安いぷちローザランチ(1050円)を注文.
ちなみに注文すると,店員のお姉さんがオーダーを厨房にフランス語で伝え始めたのでビックリした.あの人はたぶんバイトだと思うんだけど,ここでバイトをするためにはフランス語を覚えないといけないのか...
でも,そういえば私も中華料理チェーンの王将でバイトするときにイカサマ中国語(いわゆる王将語)を喋ってたけど,あれはいつの間にか覚えてたな.働き始めると,それほど苦労せずに身につくのかもしれない.

注文後,すぐにやってきたのがコレ.

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この店の名物である自家製パンとレモンバターとりんごバター(と無塩バター).
「レモンやりんごのジャムなら分かるのだが,バターってどういうことだ? バターレーズンみたいにバターの中にレモンやりんごの果肉が入っているのか?」
という疑問がこの店に来る理由の一つだったわけだが,食べてみたところ,これがかなり美味しかった.
普通のバターのようにネットリとしているのではなく,ちょっと泡立てた感じでフワッとしている.そこに果物の果汁・果肉が入っており,バターの濃厚な感じよりもサッパリした感じの方が強い.確かに評判になるのが分かる味だ.
ちなみに持ち帰り用にも売っていて,ネットで検索すると,店に行くと必ず買って帰る人も多いようだ.
なお,パンもバターも食べ放題(つけ放題)なのだが,私の場合,パンのお替りを注文する前に新しいパンのかごがやってきた.わんこ蕎麦ならぬ,わんこパン方式なのか?

続いてスープ.

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スープは日替わりで,この日はジャガイモとセロリのポタージュ.見たとおり,それほど量はなかったのだが,かなり濃度が高いポタージュなので,量的にはこれくらいの方がいいのかもしれない.

で,メイン.メインは3種類から選べるのだが(月替わり?),この日はパスタ2種類か肉料理1種類のどれかだったので,迷うことなく肉料理を.

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鶏肉とキノコのソテー シャスール風.シャスール風というのが何のことだか分からなかったのだが,味としてはトマト&デミグラスソースがベース.
あとで調べたところ,シャスール風というのは猟師風とか木こり風と呼ばれることもある調理方法(味つけ)の種類だそうで,キノコをフォンドボーなどで煮込んで作るソースを使うのだとか.
味つけがかなりハッキリしているので,人によっては「ファミレスみたいな味」と思うかもしれないが,個人的には好みで美味しくいただけた.

パンをおかわりしたということもあって,この時点でそれなりにお腹はふくれていたのだが,デザートもついている.
デザートは6種類くらいから選べて,シブーストがかなり美味しそうだったのだが,「昔ながらの一品」との説明に惹かれて,洋ナシとダークチェリーのフランを注文.

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フランと書かれていたのだが,タルトとは違うのか?
調べてみたところ,タルト説とプリン説があるようだ.もともとは作るのに使う円い型のことをフランというらしいので,それを使って作るお菓子の総称なのだろうか.
まあ,美味しかったからいいや.ちなみにコーヒーつき.

うーん,これで1050円か.かなりコストパフォーマンスが高いなあ.人気があるのもうなづける話だ.また機会があったら行こう.