2006年10月14日

エトアール(洋食)

[ Spot]

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1ヶ月ほど前のことになるが,,キートンのカツカレーについて検索していたとき,気になる店を見つけた.
それが,この北久米のエトアール.県道40号線沿いにある店で,今まで何度も前を通っていたはずなのだが,まったく意識したことがなかった.
なぜ気になったのかというと,このBlogカツカレー大盛りから始まるカレーシリーズ(カレー(愛媛県) の5/24以降をチェック)に大いに惹かれてしまったため.

ということで,行ってみた.

店に入って最初に思ったのは,「間違ったかも...」だった.
表の看板には大きく「レストラン」と書かれていたが,店内の様子といい,雑然と積み上げられた大量のマンガといい,これは「喫茶店」,それも「場末感がかなり漂った喫茶店」っぽい.
というか,うら若き女性が足を踏み入れたら,壮絶な「場違い感」を感じてしまうであろう雰囲気が店内のそこかしこから醸し出されている.

うら若き女性ではない私でさえ少々戸惑ってしまったくらいなのだが,平静を装いつつ,適当な席に座った.
近くにあったメニューを見たところ,そこに書かれていた食事メニューは,喫茶店のそれを遥かに超えて充実していた(コース料理まであったくらい).うーん,やっぱり「レストラン」なのかなあ.
全体的に安めの価格設定で,気になるメニューもたくさんあったのだが,今回の目的はカツカレー大盛りだったので,色々なものが積まれたカウンターから出てきたマスターに「カツカレー大盛り」を注文.

店内に積み上げられたマンガを読んで待とうかと思ったのだが,あまりにもバラバラに積まれていて続きを探すのがしんどそうだったので,新聞と持参した本を読んで料理が届くのを待つ.

しばらくして出てきたのがコレ.

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皿に載っけたのは普通サイズのスプーン(ティースプーンではない)なのだが,これと比べれば皿のおよその大きさは分かるだろう.

単に表面積が大きいだけでなく,

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深さも結構ある.これで700円.

しかし,特筆すべきは量だけでなく,その「味の深さ」.
どう表現していいか分からないが,コクがあるというか,まろやかというか,うーん,やっぱり味が深いとしか表現のしようがない.
こまちグルメパークの紹介によると,三日巻煮込んでいるらしいのだが,そのせいだろうか.

ということで,店の外見や中の雰囲気とは裏腹に,実はしっかりとした洋食が食べれる店なのかもしれない.
また機会があったら行ってみて,カレー以外のメニューも食べてみよう.


・おまけ
先日,書店で愛媛のグルメスポットを紹介している本(おそらく愛媛うまい店1200)を立ち読みして,このエトアールが紹介されているのを見つけたのだが,そこに掲載されている店内の写真と私が行ったときの店内の様子が全然違っていて驚いた.
なるほど,あちこちに積まれたマンガとかを片付けると,ああいう雰囲気になるのか.