現在,大阪に出張中.
せっかく大阪にいるのだから,大阪でしか食べられないものを食べようということで,インディアンカレーを食べることにした.
知る人ぞ知る大阪名物らしいのだが,実は私がこの存在を知ったのは比較的最近のこと.北海道のジンギスカンのことを検索しているときにヒットしたやまけんの出張食い倒れ日記で絶賛されていたのだ.
このインディアンカレー,大阪周辺にいくつか支店があるらしく,ネット上では梅田店が有名なのだが,今回はあえて難波店に行ってみた.というのも,どうやら難波店が創業の地らしいからだ.
場所的には心斎橋筋商店街を西に行ったところ,法善寺横丁の近くだ.
カウンターのみ十数席の細長くて非常に狭い店なのだが,すれ違うのも難しそうな狭いカウンター内に店員さんが4名ほど入っており,ちょっと圧迫感を感じないでもない.
手前の席に座っているお客さんにちょっとぶつかりながら奥に進み(それくらい狭い),着席.
基本的にカレーのみの店なので,注文するのはカレーしかないのだが,事前の情報収集で大盛りの生卵入り,通は「大玉」というらしいが,これがオススメらしい.
さすがに通ぶって「大玉」というのは恥ずかしいので,「カレーを大盛り,卵入りで」と普通に注文
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したかと思うと,あっという間にカレーが出てきた.場所的にカレーを盛る人の真正面に座っていたというのも影響しているとは思うのだが,ビックリするほどすぐに出てきた.熟練&分業の成果であろうか.
うーん,ご飯大盛りにしたから,ちょっとルーが少ないかな.
とりあえず中心に配置された生卵を崩してルーと混ぜてから一口.
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甘ッ!!
甘口のカレーというのがあるが,そういうのとはレベルの違う甘さ,はっきり言ってカレーの甘さではありえないくらいの甘さが...
辛ッ!!
甘さの直後に強力な辛さがやってきた.これでも生卵で辛味はマイルドになっているはずだが,それでもかなり辛い.
カレーにはありえない甘さ&極度の辛さのコンビネーションという,あまり体験したことのない味の組み合わせはかなり衝撃的.
それに加えて,付け合せが福神漬けやラッキョではなく,酢漬けのキャベツ(ちょっと寿司のガリっぽい味になっている)という,ちょっと他では見ない物だが,これが辛いカレーによくあっている.
しかも,あまりの辛さにちょっとでも水を飲んだら,すかさず水を注いでくれるというホスピタリティ(もてなしの心)溢れるカウンター内のおばちゃん(しかし,いわゆる大阪のおばちゃん的に無理やり話しかけてきたりはしない).
食べた人の多くが中毒になってしまうというが,確かにユニークな味の組み合わせと雰囲気だ.
私自身には今のところ禁断症状は出ていないのだが,この記事を書きながら「また機会が会ったら食べに行こう」とは思っていたりする.もしかして軽い禁断症状?
ちなみにカレー単独では730円で大玉は830円(大盛り50円,卵50円?)だ.