2005年03月07日

ハービスENT

[ Spot]

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前回に続き,大阪出張シリーズ.
大阪には商業の中心としてキタ(梅田)とミナミ(難波)があるのだが,私の実家はどちらかというとミナミ寄りなので,キタのことはあまり分かってない(ミナミのこともあまり知らないのだが,それでもキタよりは分かるはず).
で,そのキタだが,私が大阪を離れてから再開発がかかったらしく,分からなさにさらに磨きがかかっているわけだが,今回行ってきたハービスENTも昨年11月にグランドオープンした商業施設であり,私にとってはまったく未知の場所だ.

その場所も梅田にあるということしか分かっていなかったので,地下鉄で東梅田まで行った後,そのまま地下街をてくてく歩いていった.
というのも,ミナミもそうなのだが,キタの商業施設は地下街でほとんどつながっているので(地下街自体も商業施設だし),ところどころにある案内掲示を参考にすれば,ほとんどの場所に辿り着くことができるからだ.

で,今回はそのパターンが通用せず,ひたすら迷ったとかだったら話としては面白いのだが,ほとんど迷わずに到着してしまった.
地下街を通って着いたので,入ったのも地下から.なので,最初に表示されている入り口の写真も実は最後に出てくるときに撮ったもの.

実際に最初に入った地下2階はこんな感じのところ.

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行ったことはないのだが,TVで見たヴィーナスフォートってこんな感じのところだったような.今までの大阪の商業施設とはちょっと雰囲気が違ってる.
その感覚は他の階を見るにつれて強くなっていった.

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光量が足りなくてうまく撮れなかったが,エレベータやその周囲にまでも高級感が溢れている.
入っているテナントもティファニーやブルガリ,グッチにコーチなど,ブランド品に疎い私でも知っているような店が多く,しかも2フロア使っている店もあった(店内に階段があるのか?).

この時点で私の中には場違い感が溢れていたわけだが,有名ブランド店街は2階までだったらしく,3階からはかなりプレッシャーが弱くなった.それでも共有スペースの端々に高級感が漂っており,商業施設というよりも高級ホテルにいるような感じがした.

そういう高級感溢れる施設に場違い感を感じつつ,あちこち見て回ったわけだが,全体的に私には縁のない店が多く,中をゆっくり見ることができたのは海外雑貨の店とCD&楽器店くらい.
海外雑貨の店ではネット通販で存在自体は知っていた商品の実物を見ることができたり,面白そうな小物を見つけたりで,結局何も買わなかったが,それなりに楽しめた.
松山にいても生活に困ることはほとんどないのだが,こういう楽しみがちょっと少ないのが残念なところ.まあ,私が知らないだけで,小さな店を回っていけば同じような楽しみが得られるのかもしれないが.

あ,あと心斎橋から移転してきたSONYのショールームがあったのだが,基本的に最近のSONY製品はキライなので,ほとんど素通り.
ただ,ハイビジョンの液晶テレビのコーナーだけは,そのあまりの美しさに立ち止まってしまった.確かにあれだけリアルに表示されると,年配の女優さんが嫌がっているというウワサもうなづけるよなあ.

で,ブランド品や高級感溢れる場所に縁遠い私がどうしてハービスENTに行く気になったのかというと,雑誌でハービスENTのティファニーには特製トランプが売られているというのを見たからだった.
ティファニーといえばアクセサリーの店だと思っていたので,そういう店でトランプを売っているというのは面白そうだなということで,それを買うのが当初の目的だったのだ.
しかし,あまりに高級感溢れる店の雰囲気に気おされて,店内に一歩も踏み入れることなく店の前を立ち去ってしまったのだ...

今回の出張中に,もう一度キタに行く予定があるのだが,そのときにリベンジできるだろうか...