2005年07月24日

winmail.dat

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レポートを課していた学生さんからレポート提出のメールが届いた.
期限内に提出されたのはいいのだが,添付されていたファイルは「winmail.dat」という謎のファイル.
まさかレポート提出が間に合わないからウィルスを送りつけてきた,なんてことはないだろうと思いつつも用心のためにウィルスチェックをして無害なことを確認してから,エディターで開いてみた.
中身は化けまくっていたため,内容はほとんど解読できなかったのだが,レポートらしきファイル名に加えて,MicrosoftやMail,さらには学生さんのアドレスなどが見つかった.
確認のためにメールのヘッダを確かめると,相手方のメーラーは「Outlook」.
ということは...

Microsoft名物「デフォルトの設定が独自形式」か!!

ということで,winmail.datで検索してみると,確かにそのとおりだった.

対処方法を紹介しているページがいくつかヒットしたので,そこで紹介されているフリーソフトをダウンロードしようとしたところ,サーバが見つからない.

仕方ないので他のソフトを探したところ,WMDecodeというのが見つかった.
フリー版だと使用期限があるが(期限が来たらまたダウンロードすればいいらしい),これを使って変換.
ファイル名はおかしくなってしまったものの,中身は特におかしくはなっていないようだ(オリジナルと比べたわけではないので,実はおかしくなっているのかもしれないが).

ということで,winmail.datを送りつけられて困っている人はWMDecodeで変換してみよう.
でも,変なファイルはそのまま捨ててしまう方が安全といえば安全なので,確実に添付ファイルが存在しているはずで,しかも相手に再送信を頼めない場合に限って実行したほうがいいかも.