2004年05月02日

ペーパーカッティング展

[ Spot]

 小坂にあるエスパス21に行ってきた.エスパス21は美術館というほど大きくはないが,色々な企画展で美術作品を展示しているところだ.

 以前,『ユーモア路上観察展』というのがあって,それで存在を知ったのだが,基本的には入場は無料らしく,今回の企画展も無料だった(音楽ホールも併設しており,そちらのイベントは入場料がいることが多いようだ).

 今回の企画展は『松本尚士ペーパーカッティング展』ということで,色紙などを切り抜いて貼り付けた作品が100点ほど展示してあった.私は写実的な美術作品よりもこういう感じの方(抽象的というのだろうか)が好きなので,今回のも楽しめた.
 また,展示を見ながら色々と思いついたこともあったので,ヒマを見繕って色々試してみよう.

 今回の展示で気が付いたのだが,私はどうやらこの手の作品を見るときに,作者が何を考えてそれをそういう風に作ったのか,それに対して自分のイメージではどうなるのか,というように見ているらしい.
 こういう見方をする場合,作品名というのは作者の考えが現れているものなので,非常に良い手がかりになる.

 しかし,前回の展示と違い,今回の展示には作品名がついてなかった.きっと元々作品名は付いてなかったのだと思うのだが,このため,見てる途中までは不完全燃焼のような感覚があった.その違和感について考えていて,先ほどのような結論に達したわけだ.もっと自分の想像力が豊かならば,作品名がなくても十分楽しめるのだろう.

 ちなみにペーパーカッティング展は5/5までだが,作品集が市販されているらしいし,ホームページもあるので,興味のある方は探してみてはどうだろうか.