2004年08月01日

ハードディスクからの異音

[ Experience]

とある先生のPCが起動しなくなったというので,確認に行くことになった.
単に起動しないだけでなく,変な音がするという.PCで変な音の発生源になりそうなのはファンかドライブかくらい.起動画面の途中で止まっているという症状からして,おそらくハードディスクっぽいと予想.
とりあえずデータを取り出したいということだったので,CDからブートできるLinux(KNOPPIX)をダウンロードしてCDに焼いたものを持って行った.おかしくなっているのがハードディスクの起動部分だけならば,これを使ってデータを取り出せるはず.


その先生の研究室を訪ね,まずは問題のPCを起動させてみる.確かに異音(ここのBadHeadみたいな音)がして起動しない.Safeモードで起動させようとしても同じ.
次にKNOPPIXを使って起動させてみる.これは基本的にハードディスクを使わないので,ハードディスクに問題があっても起動するはず...なのだが,起動中に異音が発生.どういうことかと思っていたら,どうやらKNOPPIX上からハードディスクを使うためにハードディスクを認識しようとしたところ,そのアクセスに対して異音が発生しているらしい.これはかなりマズイかも...

その後,何とか起動し,ハードディスクも認識したのだが,アクセスしようとすると異音が発生し,アクセス不能になってしまう.これでは素人レベルでは手の打ちようがない.
ということで,お力にはなれなかったのだが,今後の善後策について話をしていたときに話題になったのがメールのデータとアドレス帳.これがいちばん痛いらしい.
自分のことを考えてみると,仕事用のデータは研究室と自宅で同期させている関係上,最新のデータが常に2箇所以上に存在しているが,メールについては基本的に自宅に集中させているので,自宅のPCでトラブルが発生すると回復不能になる可能性が非常に高い.

ということで,このBlogを書きながらバックアップを取っておいた.電信八号というマイナーなメーラーを使っている関係上,ファイル数が異常に多い(7万くらい)のだが,なんとか無事にバックアップも終了.これで自宅のPCがおかしくなってもダメージは最小限にとどめられそうだ.