2004年08月23日

西海町

[ Spot]

知り合いの教員のゼミ旅行に付いて(一説には「拉致されて」とも),西海町まで行ってきた.

西海町までの道のりだが,途中で高速道路が無くなってしまうため,途中からが非常に遅い.
結局,バスで3.5時間ほどかかったのだが,それでも以前よりはかなり早くなったという.やっぱり高速道路は偉大なようだ.

で,そこから船で「鹿島」という島に移動.
その島には鹿や猿がいるという事前情報は得ていたのだが,そんなに見れるものでもないだろうと思ってた.しかし.

saru1.jpg

あっという間に発見.
しかも,



saru2.jpg

我々に近づいてくる.
人に慣れてる猿だなあと思った瞬間.




学生が持っていたコンビニ袋を強奪していった.

(残念ながら画像はありません)

うーん,日光の猿が観光客を襲う光景はテレビのワイドショーで見たことがあるが,それを肉眼で見ることのできる日がくるとは...

その後も猿は荷物置き場から少し離れた辺りに陣取り,食糧を強奪する機会を伺っており,実際に襲撃も何度かかけられた.
おかげで,襲いかかってきた猿と睨み合い,追い返すことに成功するという松山市内では絶対にあり得ない体験をできたりもしたので,それはそれで楽しかった.


続いて海の方だが,西海はの海は沖縄に負けないくらいキレイという評判があるそうだ.私は沖縄の渡嘉敷島にも一度行ったことがあるので,そのときの記憶と比べてみよう.

まず光景の美しさという点からすると,やっぱり沖縄の方がキレイだと思う.
これは砂浜の色に由来するところが大きい.渡嘉敷の砂浜が真っ白だったのに対して,西海(の鹿島)の砂浜は普通の砂の色だったためだ.

しかし,水の中で見ることのできた生き物という点からすると,私には今回の西海の方が満足度が高かった.
私は泳ぎに自信がある方ではないので,渡嘉敷でも西海でもそれほど深いところには行かなかったのだが,西海では腰くらいの深さのところでも青や黄色の熱帯魚チックな魚を多数見ることができた.
これは渡嘉敷が砂浜だったのに対して西海が岩場だったので生物相が全然違うことも大きいのかもしれないが,私はこれで十分満足できた.


で,夕方.またもや船で鹿島を離れ,中泊というところにある宿へ.一風呂浴びたところで夕食.
今回の宿は民宿だったのだが,そのわりには値段がやたらと高い.というのは,料理が非常に豪勢なため.

まずは刺身の舟盛り.伊勢エビとクエの焼き造りというのが激ウマだった

続いてホーロク焼き.

houroku.jpg

エビがプリプリしていて最高だった.

そして巨大な鯛.

tai.jpg

うますぎです.
しかも大きすぎです.
ここに辿りつくまでにかなりお腹がいっぱいになっていたので,半分くらいは残さざるをえなかった.ううっ,勿体ない...


で,翌日.本来の予定ではもう一度鹿島に渡るはずだったのだが,朝から雨が降っていたので,バス会社に連絡して早めに帰ることに.
しかし,バスの都合がついた途端,晴れてきやがった...

ということで,少し勿体ないところもあったが,それなりに満足な旅行であった.

もう少し近ければまた行ってもいいと思えるのだが,高速道路がこれ以上延びるのは期待しにくいしなあ.宇和島まで伸びればかなり便利なのだが...