2004年08月27日

花ぜん(料亭)

[ Spot]

昨日今日と連続していた出稼ぎも無事終了.
感想カードを見る限りでは,おおむね好評だったようで,なんとか一安心.
ということで,前回と同様,自分へのご褒美に美味しいものを食べに行くことになった.

どこに行くか悩んだ結果,なぜか宮崎駿監督が『もののけ姫』のキャンペーンのときに接待された料亭「花ぜん」に行ってみることに.
場所がよく分からなかったので,インターネットタウンページ経由で地図を印刷してから出発.

地図を頼りになんとか到着したことはしたのだが...

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激しく場違い感に苛まれてしまうのは気のせい?

通常時ならば「ごめんなさい,ごめんなさい」と尻尾を巻いて逃げ出してしまうところだろう.
しかし,出稼ぎを終えたことによる興奮&経済状況のために軽い無敵モードに突入していたようで,湧き上がる場違い感を無理やり抑えつつ店内へ.

ううっ,店内も豪華だよ...
うわぁ,なんだよ,川みたいなのが流れてるよ...
はあぁ,前のお客さんはちゃんと予約してから来てるぞ.やっぱり,そういう店じゃないのか...
(林家ペー&パー子夫妻ではないので,店内の写真は取れませんでした)

そうこうするうちに仲居さん(?)がやってきて,席に案内してくれた.
うわぁ,個室だよ.なんか政治家が密会する時に使うような部屋だぞ.
(林家ペー&パー(以下略))

ますます高まる場違い感,しかし,もう後には引けない.
メニューをみる.
鍋料理や一品料理もあるが,やっぱり懐石コースだろう.
月替わりのお薦めコースというのがあったのだが,あえて同じ値段の別コース(板さんのお任せになるらしい)を注文.

しばらくしてから料理(先付け?)が到着.
しかし,仲居さんは料理の説明をしないまま帰ってしまった.うーん,普通は料理の説明をしてくれると思うんだが...
その後も料理は次々と出てくるものの,ほとんど説明はナシ.
せっかくお任せコースにしたんだから,料理の説明くらいして欲しかった...

で,出てきた料理の中で面白かったのがコレ.

kaminabe.jpg

紙なべの寄せ鍋だ.
聞いたことはあるけど,実際に見るのは初めてのはず.
「出汁が沸騰してから具を入れてください」と言われたので,沸騰するのを待っていたところ,沸騰寸前のような状態からなかなか進まない.
そのまま待っていたところ,なんだか一部分が焦げてきたような... もしかして,この状態で沸騰なのか?
ちょっとあせりながら具を投入し,しばらく待ってから食す.うーん,普通の寄せ鍋だな.紙でやることの意義がよくわからないというのが正直なところ.

その後,マナガツオの焼き物や鯛茶漬け(このあたりは説明があった),果物などを食べて終了.

全体的な感想だが,料理自体はベーシックな懐石料理という感じだったが,店の雰囲気が普通は味わえない(というか,通常時ならば行こうという気に絶対にならない)ので,これはこれで満足.
しかし,昼のランチならば1500円程度で同じような雰囲気が味わえたのかもしれない.そういえば,宮崎監督の接待も昼食時だったような...

ということで,行ってみたいという方には,まずはランチをお薦めしておこう.