2004年09月12日

北海道出張 激走編

[ Experience]

北海道3日目.
この日も朝から調査.今日の調査先は両方とも札幌なのだが,両方とも中心部からは結構離れている上,1件目の調査先への交通機関の便数が少ないため,朝早くから出発することに.

ということで,まずは札幌駅に向けて徒歩で移動.
遅刻すると取り返しがつかないので,時間的に余裕をもって出発したつもりだったのだが,自分の歩く早さを基準にしていたため,実は余裕がなかった.
それどころか,間に合わない可能性がかなり高かった.というのも,調査に行く学生の多くが女性,しかも「ちゃんとした服装で」と指定したため,ヒールの靴を履いてきていたのだ.
しかし,歩くペースを落とすと遅刻が確定してしまう.仕方がないので,ヒールを履いた状態では過酷と思われるペース(本当に過酷かどうかは不明.なにせ実際に履いたことがないもので)で歩かせてしまった.

その甲斐あって,なんとか電車に間に合った.
電車の中では女の子のほとんどが眠りに落ちてしまい,降りる駅が近づいたので起こしてもなかなか起きなかった,まあ,朝っぱらから早足で長距離を歩かせてしまったからなあ.ごめんよ.

で,調査先の最寄り駅で下車.今度は時間にかなり余裕があったので,彼女たちのペースで歩くことに.しかし,ここにも罠が待っていた.

ひたすら遠いのだ.駅からの掲示には1.3キロくらいとあったのだが,絶対に2キロ以上はあったはずだ.
それでも,周囲の北海道らしい風景と,時間的に追いつめられていないこともあってか,それなりに楽しみながら歩けたようだ.

そんなこんなで1件目の調査先であるロイズコンフェクトに到着.
調査を受けてくださったマネジャーさんだけかと思っていたら,専務さんまで出てきてくれて,お話を聞かせてくださった.
しかもロイズの主力商品である生チョコまでいただいた.しかも,味を食べ比べてくださいということで,ミルク入りとシャンパン入りの2種類.どちらも美味しかったのだが,個人的にはシャンパン入りが美味しかった.空港で売ってたらお土産に買おうか.

まだまだ話を聞きたかったのだが,次の調査先への移動時間が迫ってきたので,適当なところで切り上げることに.
時間的に非常にタイトだったので,時間短縮のためにタクシーで駅まで移動することにしたのだが,台数が足りないという.仕方ないのでピストン輸送で対応することになったのだが,電車の時間に間に合わない可能性もかなりあった..
しかし,乗ったタクシーがまさにカミカゼタクシーで,驚くほどのスピードでとばしてくれたおかげで,間に合わないどころか逆に余裕が生まれてしまった.

そんなこんなで市内中心部までJRで移動し,そこから地下鉄で移動.

本日最後の調査先は石屋製菓.社名は知らなくても「白い恋人」を作っている会社といえばほとんどの人が分かるだろう.
この会社は本社を「白い恋人パーク」という一種のテーマパークにしてしまっているので,今回の調査もそちらの方に向かえばよかったのだが,駅の地図を見たところ...思ったより距離があった.しかも時間はあまりない...
ということで,またもや早足で急いでもらうことに.しかも道は微妙に上り坂だったりもしたのだが,なんとか時間までに会社に到着.
こちらでは社長さんから直々にお話を聞かせていただいたのだが,地元を愛していることが非常によく伝わってきた.
ここも製菓会社なので,お菓子が出てくるのではないかと期待半分・心配半分だったのだが,コーヒーのみ.その代わり,テーマパークを無料で見学させていただいた.あ,ここは入場者全員に「白い恋人」を配ってくれるので,それを計算に入れれば全調査先でお菓子をいただいたことになるなあ.

ということで,白い恋人パークを見学.チョコレートカップのコレクションやチョコレートの歴史および作り方の展示も面白いのだが,個人的には白い恋人の生産ラインの見学が面白かった.他にも懐かしのおもちゃコレクションなどもあって,平日にも関わらず,多くのお客さんが来ていた.

ということで,この日の調査はすべて終了.
全員で札幌に戻り,そのまま駅ビルの中にある回転寿司を堪能して一日を終えた.