2004年09月11日

ぱんちょう(豚丼)

[ Spot]

今回の帯広での調査で楽しみにしていたものが2つある.「北の屋台」と「豚丼」だ.

北の屋台というのは,乱暴に言ってしまえば,一昔前に流行った屋台村みたいなもので,まちおこしの成功事例としてその筋では有名なのだ.
聞き取り調査がすべて終了してから,少し時間があったので行くだけ行ってみた.昔風の屋台だけでなく,中華料理やイタリアンなど,いろいろな種類の屋台があって楽しそうだった.
しかし,こういうのは実際に食べたり飲んだりしてみないとね.台風さえ来なければ調査前夜に帯広入りできたはずなので,ここで夕食を食べるはずだったのだ.むぅ,ここにも台風18号の被害がまた一つ.

で,豚丼の方は,BSEの関連で牛丼の代わりに作られるようになったタイプのものではなく,豚肉をタレで焼いてご飯の上にかけたもの.帯広はこのタイプの豚丼の発祥地として有名なのだ.
せっかく帯広に来た以上,本場の豚丼を食べてみたい.予定では夕食に豚丼を食べるくらいの時間は残りそうだったので,タクシーや調査先の人に駅周辺で食べるならどこが良いかを聞いてみたところ,必ず名前があがったのがこの「ぱんちょう」だった.

panchou.JPG

昼にこの店の前を通ったところ,ビックリするくらい長い行列が店の前にできていたのだが,夕方,私たちが入ろうとしたときはタイミングよく空席があったので並ぶ必要はなかった.私たちが入った直後,すぐに空席が埋まり,行列ができたくらいなので,かなりの人気点だということが感じられた.

メニューは基本的に豚丼と味噌汁しかなく,豚丼は肉の枚数で,味噌汁は具の種類でいくつかバリエーションがあるだけのシンプルなもの.
直前まで調査先でお菓子をいただいていたということもあり,肉の枚数が一番少ない「梅」を注文した.しばらくしてから丼が運ばれてきた.


butadon.JPG

肉が一番少ないものを注文したのだが,これだけあれば十分だろう.
さて,さっそく一口.
ウマーイ!
豚の肩ロースを味噌焼きにしたというのが一番近いかもしれないが,タレの色が黒い割には非常にあっさりしていて食べやすい.

これはうまいなあと思いつつバクバク食べて完食.
すると,他の学生がお腹がいっぱいだというので,残った分をもらうことに.
その結果,普通の1.5人分くらい食べただろうか.うーん,満足満足.