いつものようにプールでボラボラ歩いていると,隣のコースで御婦人がビート板を抱えてバタ足で泳いでいた.
盛大に水飛沫を上げているわりには進まない.
というより,止まっている.
というか,足の方向に進んでいる...えっ?!
自分の目を疑ってしまったが,非常にゆっくりとではあるが,確かに通常のバタ足とは逆方向に進んでいる.
失礼にならない程度に横目で観察したところ,バタ足というよりは自転車を漕ぐときのような足の動かし方をしている.
観察半ばにして,その御婦人はプールを出てしまったので,途中からは頭の中での理論的考察に切り替えたのだが,その結果,腿上げの要領で太ももの部分を使って水を頭の方向に押し出せば,足先の方向に進みそうだという結論を得た.
しかし本当に進むのだろうか? 今度プールが空いているときに試してみよう.