2004年11月12日

シャルトリューズ ヴェール

[ Goods]

薬っぽいお酒シリーズ第3弾.
今回のシャルトリューズは薬草系リキュールの最高峰とも言われており,特にジョーヌ(黄色)は「リキュールの女王」とも呼ばれるくらいなのだとか.
しかし,今回紹介するのは,蜂蜜が入っていてマイルドなジョーヌではなく,ハーブの香りが強いヴェール(緑色)の方.
ちなみに私好みの怪しいエピソードも十分のお酒である.

chartreuse_1.jpg

まず,栓を空けた瞬間,「やべぇ,めちゃくちゃ好きな香りや!」と思ったくらい,薬草っぽい爽やかな,それでいて甘い香りが一気に香ってきた.
早速ロックで少々味見.

アルコール度数がかなり高いため(55度),舌や唇がピリピリ痺れるような感じもするのだが,ベースが非常に甘くてトロッとしており,さらに飲んだ瞬間,鼻腔のあたりにかけて爽やかな香りが立ち上るため,何と言っていいか分からない感覚に襲われる.
かなり誤解を招くような気もするが,ズブロッカとドランブイを一緒にして,ミントを加えた上でアルコール度数を上げたらこんな感じになるのだろうか.うーん,一般受けはしない味だろうなあ.

ということで,しばらくロックで飲んで(嘗めて)みてから,ジンを投入.

chartreuse_2.jpg

ジンとシャルトリューズ ヴェールを3:1でシェイクするとグリーン・アラスカというカクテルになるのだが,さすがにシェイカーが自宅にあるほどの酒飲みではないので適当に混ぜるにとどめ,分量も適当に目分量でやってみる.
で,一口.うーん,ロックで飲むよりは飲みやすいけど,それほど美味しいとは思わないなあ.しかし,かなり適当に作ってしまったので,ちゃんとした店で作ってもらうまで評価は保留しておこう.

ちなみに,このときのつまみは...

chartreuse_3.jpg

やっぱりカクテルとおでんは合わないなあ...

おまけ
この記事の元を書いたのはちょっと前のことなのだが,最近はシャルトリューズを炭酸水で割ったものを愛飲している(おかげで残り四分の一くらいになってしまった).
トニックウォーターで割ればちゃんとしたカクテルになるのだろうが,350mlで40円程度の安い炭酸水で割るだけでも,さっぱりしていて美味しい.
でも,やっぱり薬草っぽいので,好みが分かれるところだろう.