2004年12月16日

巴寿司(寿司)

[ Spot]

以前読んだ『女ひとり寿司』に触発されたわけではないのだが,ちゃんとした寿司屋で一度食べてみようということで,色々と情報を集めていたところ,手軽な値段で握り寿司のランチ(寿司でもランチ?)が食べられるという情報を入手したので行ってみた.
ちなみに「男ひとり寿司」ではなく,学生さんも一緒の「男ふたり寿司」だった.

で,その店というのは湊町にある巴寿司.銀天街と千舟町通り(?)の間の裏通りにある.

tomoe_susi.jpg

(携帯電話のカメラで撮ったため,画面が青くなってしまっているが,実際の壁は白い)

よくよく考えてみたら,回らない寿司屋に入るのって何年ぶりだろうかと,情けない思いをしつつ入店.

店自体は結構小さく,L字型のカウンターで8席くらい.奥に座敷もあるようだが,そちらはよく分からなかった.とりあえず入り口に近いカウンター席に座る.

ランチタイム(昼の営業時間?)が終わる前を狙っていったのだが,それでもお客さんが一人いた.どうやら既にアルコールが入っているらしく,調子良く喋りかけてくる.対処に困りつつ,980円のランチ(「一番寿司」という名前だったと思う)を注文.

吸い物+小鉢(おでんっぽい煮物)に加えて,握り寿司がカウンター(というのか?)に置かれていく.いくら待っても回らないことに少々戸惑いつつ,食べてみる.うむ,美味しい.
調子のいい酔っ払いのおっちゃんが「空気握りだ」とか言ってたのだが,確かにシャリがふわっと握られているのがよく分かる.

大将は寿司を次々に握ってはカウンターに置いていく.ランチのセットが何カンなのか知らなかったのだが,あとで数えてみたところ,11カンもあった(昼の最後の客だからか,胡瓜巻きを一本サービスしてくれたので実際には12カン).
あまりにもテンポよく握られていったので,ネタについて質問できなかったのだが,特に決まった種類のネタが出てくるのではなく,基本的にはお任せのように思えた.ちなみにハマチ,タコ,イカ,エビ,マグロ,アナゴ,スズキ(あるいはタイ?)は確認できた(ハマチは2-3カン出てきたような気もする).
ちなみに,大将は非常に気さくな方で,こちらのくだらない質問(1カン=1個?)にもちゃんと答えてくれた.

ランチタイム(?)は今回食べたもの以外に「お昼のしあわせ寿司」(だっけ?)1400円もあるのだが,こちらはネタの関係で出せないこともあるとのこと.
ちなみに夜に行ったとしても,特上握り寿司で2200円程度なので,回らない寿司屋だからといって目玉が飛び出るほど高いというわけでもないようだ.

1400円のセットについて聞いたとき,大将は「しあわせ寿司をわざわざ注文しなくても,昼からこういう店に来て,そこらの店で2食分くらい食べれる値段(=980円の方)の寿司を食べられるというだけで十分に幸せなんだよ」というようなことを言っていたのだが,ちゃんとした寿司屋であれだけの寿司を食べられるというのは,1000円弱という値段のことを考えてもかなり満足度が高い.
ということで,今度は1400円のランチセットを食べてみるか,それとも夜に行って特上を頼んでみるか...