吉野朔実のブック・エッセイで紹介されていた本.松山市立中央図書館で借りてきた.
著者は「コート・ドール」という有名フランス料理店のシェフで,この人が書いた『調理場という戦場』を以前読んだことがあるのだが,その本はフランスでの修行時代の話が中心だった.
今回の本(刊行はこっちの方が古い)は現在店で出している料理のことが中心で,それに関係して修行時代のことについても触れられているという感じ.併せて読むと面白いと思う.
料理の作り方についても書かれているんだが,食材やスパイスが一般家庭ではなかなか揃わないだろうし,細かい分量が書かれていないから,レシピ本として使えるのは一部の家庭&料理に慣れている人だけだろうか.
読んでいると,どうしても一度は食べてみたくなるのだが,調べてみたらランチで4500円,ディナーだと15000円... はぁ...