2004年12月27日

AT練習

[ Experience]

出張のついでに実家に戻ったのだが,夜に暇があったので,兄の車を借りて運転の練習をさせてもらうことに.一人では不安&道が分からないので,兄自身も借りた.
教習所通いの日々から既に10日くらいが経過しており,もちろんその間に自動車に乗っているはずもないのだが,兄の車はマツダのプレオというオートマの軽自動車.AT車に乗るのは第2段階の危険予測以来だから2週間ぶりくらい,軽自動車を運転するのに至っては初めてだ.

まずは徒歩で駐車場へ.今までに何度も来ているのだが,自分で運転するという視点で見てみると,入り口の手前に邪魔な電柱はあるし,入り口は狭いしで,非常にややこしい場所であることに気がついた.乗る前から不安になってくる.

車に近づき,卒業祝いとして教習所からプレゼントされた初心者マークを車の前後にセット.
続いて車に乗り込み,シートとミラーを調整.外が真っ暗なのでミラーの調整にも一苦労だ.そういえば,こんなに本格的な夜の時間帯に運転するのは初めてだなあ.
サイドブレーキを上げ,ギアを...あれ,ギアがない! いくらオートマ車でもギアはあるはずだが... 兄の説明によると,この車ではギアはハンドルの横についているらしい.どうしてこんな操作しにくい場所にと思ったのだが,オートマだから頻繁にギアを変えなくていいのか.

さていよいよ発進,と思ったら兄からストップが.足下を指さしているのだが,いったい何を...おおっ,左足ブレーキ状態だった.そういえば,危険予測の時も同じことをやったよなあ.

気を取り直して発進.徐行で自宅の周囲を数周する.ただでさえ道が狭いのに,あちこちに路駐の車が止まっており,ぶつけそうで非常に怖い.
それでもちょっとは慣れてきたので,大回りのルートに.踏切で一時停止するのを忘れたり,狭い道で後ろから煽られたりと色々あったが,何とか無事に一周.

そろそろいいだろうということで,日本橋の電気街へ.
先ほどまでの住宅地の細い道と違い,路上教習で走ったような若干広めの道なので,先ほどよりも神経を使わなくて済むと一安心...
しかし,今度は周囲の流れに合わせてスピードを出すことが求められるので,やっぱり緊張の連続.しかも,やっぱり路駐のために車線が十分に使えなかったり,頻繁に車線変更しなくてはいけなかったりで,結構忙しい.
しかも,自転車で行くのと違うルートを,しかも自転車ではあまり走らない夜に走っているので,いったい自分がどこをどの方向に向かって走っているのかも分からなくなってきた.とにかく兄の指示通りに車線を変更し,角を曲がることを繰り返している内に,いつの間にか日本橋に到着.
兄はどの店がどこに移転したなどを教えてくれるのだが,そんなのを見ている余裕はない.

帰りもやっぱり指示に従って運転を続け,ようやくゴールの駐車場へ.ややこしい駐車場への入り口も何とかクリアして,ついに最終関門の車庫入れ(車庫じゃないけど).
とりあえず線の中には入りそうなのだが,ちょっとズレているので幅寄せで修正...したつもりがまったく直っていない.サイドミラーを見ながら何度もチャレンジするのだが,どうしても歪んでしまう.しばし考えた結果,正面に同じような線があったので,それを基準に操作してみたら問題なく入った.しかし,常に正面にも駐車スペースと線があるとは限らないからなあ.やっぱり練習しないと駄目っぽいか.

ということで,約1時間の練習も終了.
初心者マークを回収して帰ろうと...あれ,マークが両方ともない? よく調べてみると,後ろのマークは吸盤の力が弱かったらしく,ズレてトランクスペースに落ちていた.しかし,前のボンネットに張り付けたはずのマグネット式のマークは見つからなかった.どうやら途中で剥がれ落ちてしまったらしい.
うーむ,どちらも記念品だから吸着力&磁力の低い安物だったのだろうか.ともかく,1年間は初心者マークを付ける義務があるので,練習するためには車を借りる前に初心者マークを調達しないとなあ.