2005年02月22日

お多福と牛鬼(お好み焼き)

[ Spot]

otafuku_1.jpg

コミュニティーセンターの南側にあるお好み焼き屋さん.
以前から気にはなっていたのだが,昼時に行く機会がなかったり,時間を作って行ってみたら臨時休業だったりで,これまで入ったことがなかった.今回ようやく成功.

店の中だが,ど真ん中に衝立つきの細長いテーブルがあり,壁際に沿って小上がりが複数ある独特の造り.お好み焼き屋というよりは街の食堂みたいな感じがする.
周辺の勤め人らしき一人客が多かったところからすると,この構造は理にかなっているのかもしれない.

広島風お好み焼きの店なので,それを食べるべきなのだろうが,私の前に入った常連らしき客が「目玉チャンポン」というのを頼んだ.チャンポンって,あの野菜のたくさん入ったラーメンみたいな奴のことか? ここはラーメンもやっているのか?

気になったので,大将に聞いてみたところ,この店でいうチャンポンとはいわゆる「そばめし」のことらしい.
目玉チャンポンというのは,それにエビとコーンを入れて目玉焼きを載せたものだという.面白そうなのでそれを注文してみた.

新聞や漫画などを読んで待つことしばらく,目玉チャンポンが皿に載ってやってきた.

otafuku_2.jpg

うーん,見事なまでに説明どおりのモノが出てきたなあ.
半熟の目玉焼きを崩しながら食べてみる.半熟卵で味がまろやかになっているためだろうか,個人的には味が薄かったので,卓上のソースで味を足したくらいでちょうど良かった.ちなみに店内にポスターが張りまくられていたことから判断してオタフクソースらしいのだが,それほどソースに詳しいわけではないので区別は付かない.
あと,想像以上にコーンがたくさん入っており,トウモロコシ好きの私としては喜ばしかった.エビは...独特の食感を感じるので間違いなく入ってはいるのだろうが,肉眼では発見できなかった.まあ,そんなに熱心に探したわけでもないのだが.

冷凍食品以外でそばめしを食べたことがないので,この店のそばめし(=目玉チャンポン)がどのくらいの水準なのかは分からないが,ちゃんと美味しかった.
個人的に半熟卵はなくてもいいので,普通のチャンポン焼き(600円)の方が満足度が高いのかもしれないが,普通のやつだとコーンが入ってないんだよな.世の中はうまくいかないものだ.

しかし,今度行ったときには「通もうなる、本場広島の味」だという広島風お好み焼きを食べてみよう.