2005年07月17日

bit(フリーマガジン)

[ Goods]

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銀天街をウロウロしていると,各店舗の上から突き出している旗っぽいところに見慣れない絵柄があるのに気が付いた.
よく読んでみると,どうやら松山に新しいフリーペーパーが出るらしい.ホットペッパーとかイーノみたいなものだろうか.
クーポン付きフリーペーパーの存在で周囲の学生さんたちの消費行動(特に飲み会の店選び)は激変したことは確かだが,広告費に依存していて,しかもその供給源が松山に限定される以上,この手のフリーペーパーはそれほどの多数存在できないと思うんだがなあ,などと思っていたのが,今月の初めのこと.

その後,大街道で配っているのを見かけたので,もらって来たのだが...

これが当初の予想と違って,ホットペッパーやイーノとは異なるタイプのフリーペーパーだった.いや,フリーペーパーというよりも,表紙にもあるようにフリー「マガジン」というのが正しいのだろう.

他のフリーペーパー同様,クーポンは付いているのだが,それはどちらかというとオマケであって,メインは読み物のようだ(その証拠かどうか分からないが,クーポン部分は全店共通で,各店の広告=記事は切り取らない形式になっている).
今回の特集は「恋する。」ということで,アンケートやインタビューを中心に記事が構成されているのだが,その合間に店が紹介してあって,単なる広告&クーポンだけ集めてみましたというのとは違って,結構手が込んでいる.
ジャンル的にはフリーペーパーよりもタウン情報まつやまとか愛媛Komachiに近い.いや,一番近いのは書店販売もしているけど無料配布もしているもっくかな.

ともかく,創刊号ということもあってか,かなり力が入っている.
今後もこの調子でがんばってもらいたいのだが,ビジネス的には広告料収入だけで元が取れているのかどうか,ちょっと心配でもある.
でも,単なるクーポン誌よりも読み物が充実したこの手の雑誌が存続する方が,長期的には松山のためになると思うんだけどなあ.そういう観点で広告を出す店のオーナーが多ければいいんだけど.


・おまけ その1
このフリーマガジンを紹介しているBlogの記事にもあったけど,検索エンジンで本家のページがヒットしないのでリンクを貼っておく.内容はすべてウェブ上でも読めるし,ウェブにしかない記事もある.
ちなみに制作している会社は平和通にあるらしい.


・おまけ その2
こちらは先日行く機会のあったラフォーレ原宿 松山(「原宿で松山」というのは,やっぱり違和感があるなあ)で見つけたフリーペーパー.

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いわゆるタブロイド紙を模して作られているのだが,これもかなり読み物重視の硬派なもの.執筆者も豪華だし,広告らしい広告も入っていない.
しかし,この形式だと広告費がとりにくい&コストがかかるためだろうか,季刊(年4回)だ.
場違い感が急激に高まってしまうので,ラフォーレの中にはちょっと入りにくいのだが,次号が発行される秋にはゲットしに行かねば.