2005年09月26日

gmailの活用方法

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先日,新ゼミ生に携帯電話のアドレスを尋ねられた.

以前も記事にしたが,私の携帯電話はVodafoneのプリペイド式であり,定期的にカードで料金を補充しないとアドレスが無効になってしまう.
補充を忘れなければ全く問題はないのだが,かなりの確率で忘れてしまいそうであり,そのたびに「アドレス変更のお願い」をするのは面倒くさいので,携帯電話のアドレスはあまり教えていなかった.

ゼミ生だったら変更する場合でも連絡がとりやすそうなので,その場で教えてもよかったのだが,一つ思いついたことがあったので,教えるのはしばらく待ってもらった.
その思いついたことというのは,Gmailを活用することだ.

GmailはGoogleが提供している無料のウェブメール・サービスで,2GBという巨大な容量を誇っている.当初は日本語に対応していなかったのだが,現在は日本語でも利用可能になっている.
しかし,特に良い利用方法を思いつかなかったので,大学やプライベートのアドレスを教えたくないときに使うアドレスとして使っていただけだった.

で,今回思いついたのは,Gmailのメール転送機能を利用して,携帯電話のアドレスが変わっても有効なアドレスを手に入れようというもの.

具体的には周囲の人にはGmailのアドレスを教えておき,そちらに届いたメールを携帯電話のアドレスに転送するわけだ.これならGmailのアドレスが無効にならない限りはメールを読むことができるし,携帯電話のアドレスが変わってもGmailの転送先を変更するだけでいい.
設定して試したところ,問題なく携帯電話でGmail宛のメールを読むことができた.

しかし,これだと私の携帯電話から発信したメールへの返事は携帯電話のアドレスに届いてしまう.PCのメールだと返事の宛先を指定する設定があるのだが...
調べてみると,vodafoneの携帯電話にも同様の設定を発見.そちらを変更して試したところ,これも成功.

ちなみに,私が現在使っている料金体系だと長いメールを読むたびに15円かかってしまうのだが,Gmailから転送する方式だと急を要さないメールはPCで読むことができるようになるという嬉しい副産物もあったりする.
しかし,どんなメールでもGmailのサーバを経由する必要があるため,メールが遅延しがちになるという副作用もあるのだが.

なお,Gmailにはフィルタ機能もあり,しかもフィルタごとに転送先を指定することもできる.これに加えて受信用エイリアスが使えるので,これと組み合わせると一つのGmailアカウントでPC用,携帯電話転送用,さらには対スパム業者用などのアドレスを持つことができそうだ.


・おまけ
Gmailの活用方法として,gmailの2GBの容量をネットワークドライブとして使うGmail driveというのもある(日本語化パッチはこちら).
しかし,Gmailのログイン方式が時々変わる関係上,時々バージョンアップしなくてはならない模様.使おうという人はご注意を.