2005年09月28日

松山市立図書館のコンピュータシステム

[ Goods]

9月の中旬から松山市立図書館が全館休館していたのだが,27日から通常営業に戻った.
今回の休館は図書館のコンピュータシステムの入れ替えの作業のため.

今回のシステム入れ替えによってネット経由で予約ができるようになるという.これまで予約やリクエストは所定の用紙に手書きで必要事項を記入しなければならなかったのだ.
字を書くのがめっきり苦痛になってしまった私は,予約用紙作成システムを個人的に作って必要事項を記入した用紙を印刷していたのだが,ネットでできるならそれにこしたことはない.

ということで,新システムの見学のため,市立中央図書館に早速行ってきた.

館内だが,いつもは見かけないような首からカードをぶら下げたワイシャツ姿の若い男性が数名に入り口付近に立っていた.新システム初日なので,システム業者か市役所の担当職員かだろう.

その新システムだが,端末も新しいものに変わっていたが,以前と同じタッチパネル式.個人的にはキーボード式を一台くらい用意して欲しかった.

初期画面はこんな感じ.

MatsuyamaLib_1.jpg

以前よりも洗練された感じになっているが,最大の特徴は自分の利用状況を確認できるところだろうか.これにはパスワードが必要になるのだが,まだパスワードを作ってもらっていないので,この機能の確認は後回し.
とりあえず蔵書検索をやってみる.著者検索で「きたもりこう(北森鴻)」を入力してみると,こんな画面に.

MatsuyamaLib_2.jpg

確か以前も同じような画面だったな.入力がタッチパネルになる以上,画像を使わざるをえない(要するにGUIのこと)のは仕方がないのだろうが,ちょっと表示にラグがあるような感じ.端末のマシンパワーが足りていないのだろう.
あと,以前の端末にはなかったと思うのだが,資料の場所を表示する機能もあった.といっても,分類番号の棚の場所を表示するだけなのだが.実際にある場所を表示するのはICタグが全図書に装備されない限り無理だろうしね.

とりあえずチェックできる機能は確認したので,仮パスワードを発行してもらい,ついでに本も借りてから帰宅.

今度は自宅からネット経由で新システムを確認してみることに.
画面自体は新しくなっているが,入力項目などは一緒っぽい.

MatsuyamaLib_3.jpg

あれ? ソート方法に「シリーズ順」というがあるけど,これって以前からあったかな?
試しにやってみたところ,シリーズごとに表示される,というか,そうしようと努力しているのは分かるのだが,ちゃんとシリーズを判別できていない模様.
まあ,これは人間が判別したうえでキッチリとデータを入力しておかない限り無理だわな.

続いて自分の利用状況の確認を.仮パスワードでログインして,自分でパスワードとメールアドレスを設定.パスワードの変更はすぐに反映された.
で,利用者情報で貸出状況を確認してみると...

MatsuyamaLib_4.jpg

おっ,ちゃんと表示された(当たり前だ).「予約」と「注意」という項目がちょっと気になるが,他の人が予約したり返却期日を過ぎたりすると,ここに何か表示されるんだろうな.

あとは予約システムの確認なのだが,これは10/4から稼動ということで,現在は使えない.使えるようになったら試してみよう.

なお,北条市および中島町と松山市の合併によって,それぞれの図書館も松山市立の図書館になったわけだが,今回の新システムでそれらの図書館が一つに結ばれ,北条や中島町の蔵書も検索できるようになるらしい.
中島町は蔵書の入力が済んでいないので検索できるのは12月以降だが,北条の検索も27日時点ではできていない模様.