2006年02月24日

マフラー@BURBERRY

[ Goods]

以前書いたBurberrysのマフラー(ぱちもん率100%),その真贋を検証する際に色々と調べてみたわけだが,その作業中,一つ気になることがあった.
本物と偽物は色や風合いが全然違うので一目みればわかる,という主張だ.

うーん,そんなに違うものなんだろうか...

ということで,

BurberryT_1.jpg

買ってみた.ぱちもんと同じラムズウール製.
値段は約8000円.ぱちもんマフラーの8倍くらいだ.

本来ならば百貨店などの素性の確かなところで買うべきなのだろうが,そういう店で売られているのはカシミヤ製ばかりなので,今回は通販.
値段的には本物を買うのと同じくらいだろうから,今回買ったブツはぱちもんではないと思いたいのだが,購入先は見たことも聞いたこともないネットショップ.
なので,控えめに評価して,ぱちもん率50%,といったところだろうか.

で,問題の色と風合いだが,これを見てもらいたい.

BurberryT_2.jpg

上が今回買った物.
で,下が以前買ったぱちもん.

BurberryP_2.jpg

確かに生地の色と風合いが全然違う.
今回買った物のほうが圧倒的に毛羽立っている.
と書くと,今回買った物の品質が悪いように思われるな.
ぱちもんの方がぺらぺらで,のぺっとしている,と言い換えよう.

次にタグだが,

BurberryT_3.jpg

上が今回買った物のタグで,下がぱちもんについていたタグ.

BurberryP_3.jpg

これまた全然違う.
今回のタグにはぱちもんにあった登録商標の番号などは書かれていないが,謎の番号や記号が書かれている.
ちなみに,百貨店でみたカシミヤ製のバーバリーのマフラーのタグもこんな感じだった.

で,最大の問題であるラベル.

BurberryP_4.jpg

上は例のDRY OLEANのラベル.
で,下が今回のブツのラベル.

BurberryT_4.jpg

OFが無くなっていたり,レジスターマーク(○にR)がないなどの違いもあるが,スペルミスは特にないし,偽者と判断できるような材料はない.

ということで,今回のブツが本物で,世間に出回っている偽物のレベルが私の手元にあるぱちもん率100%のマフラーと同程度であるなら,確かに一目見て真贋を区別することはできそうだ.

しかし,見た目がどうこうではなく,機能重視の私としては,それが本物だろうがぱちもんだろうが,マフラーとして立派に機能を果たしてくれればそれでいい.
ぱちもんマフラーの8倍の値段である今回のブツ,はたして8倍のパフォーマンスを発揮してくれるのだろうか?

ということで,前回のぱちもんマフラーの記事を書く前に,それぞれ3回ほど使ってみた(本当はもうちょっと使ってみようと思っていたのだが,花粉の悲惨が始まったので中止した).

使ってみての感想だが,どちらも温かさにはそれほど違いがなかった.
もっと厳寒の地または時期に試せば違いが出たのかもしれないが,1月末から2月初頭の松山では寒いと言ってもたかが知れている.どちらも充分に温かかった.

温かさだけでなく,身につけるものなので肌触りも重要.見た目からして肌触りが違っていそうなわけだが,実際に違う.
その肌触り,個人的には,ぱちもんの肌触りの方が好きだったりする...
今回のブツは身につけたときにちょっと痒くなる感じがするのだ.ウールのセーターなどを着たときにもそうなるので,それこそちゃんとしたウール素材である証のような気もする.
しかし,どちらの肌触りが好きかと聞かれたら,ぱちもんの方と答えてしまうと思う.

残る課題は耐久性なのだが,これはおそらく,ぱちもんの方が低いだろう.見かけからしてぺらぺらだし.
しかし,これは実際に使い続けないと分からない.これから暖かくなっていくのでマフラーを使う機会はもうないだろうから,耐久テストの続きは来シーズンだな.