2006年03月14日

彩果の宝石

[ Goods]

SaikaHouseki_1.jpg

ちょっと前のこと.ネットをうろついていて,「彩果の宝石」というゼリーの存在を知った.
それまで見たことも聞いたこともなかったのだが,手土産界(あるのか,そんな界が?)ではそれなりにメジャーな存在であり,かなりの高評価を得ているらしい.

埼玉のトミゼンフーヅという会社が製造販売しているのだが,百貨店の中でも三越でだけは買えるとのこと.
さっそく松山三越のページで検索してみると,デパ地下に入っていた.うーん,そんな店,あったかなあ?
と疑問を抱えつつ,休日の三越へ.

冒頭に写真があることから予想できるように,特に問題もなくゲット.
店頭には色々な種類のゼリーがあったのだが(30種類以上あるらしい),諸般の事情から,今回食べたのはメロン,グレープフルーツ,梅の3種類だけ.

まずメロン.

SaikaHouseki_2.jpg

写真では分かりにくいが,大きさは一口大.
どれも個別包装になっているのだが,袋を開けると,かなり強烈にメロンの香りがする.こう書くと食品添加物バリバリなのかと思ってしまうが,どうやら食品添加物は全く使っておらず,成分も約50%が果汁らしい.
形はへたのない網つきメロンを模しているようで,表面には砂糖がまぶしてある.そういえば,昔の駄菓子屋でこういう外見の飴を売ってたな.
では,実食.



食感はお茶菓子のゼリー(オブラートみたいなのに包まれた四角いやつ)よりは弾力があるけど,グミほどではない,という感じ.
味はメロン.というか,メロンとしか書きようがない.個人的には表面の砂糖はない方が味わいが上品になって圧倒的に美味しいと思うけど,このままでも充分美味しい.

続いてグレープフルーツ.

SaikaHouseki_3.jpg

こっちはメロンほど香りがないかな.
果物の形状を模してあり,表面に砂糖がまぶしてあるというのは一緒.
味は,これまたびっくりするくらいグレープフルーツ.甘酸っぱさだけでなく,ほんのわずかに苦味を感じるところまでグレープフルーツ.でも,これも砂糖はなくてもいいと思う.

最後は梅.

SaikaHouseki_4.jpg

袋ごしではメロンとの違いが分かりにくいが,表面に網がないという違いがある.やっぱり砂糖つき.香りはメロンほどではなく,鼻を近づけると「あっ,梅だ」という感じ.
味は,これまた梅.最初はそれほど梅っぽくないかなと思ったけど,噛み締めていくうちに梅の味がどんどん強くなっていく.これまた砂糖は不要か.

全体的に,果汁をこれでもかと使って作ったゼリー以上でも以下でもないので,飛びぬけて美味しいというわけではない.しかし,地味に美味しい.
その地味な美味しさと,果物を嫌いな人は少ないこと,そして日持ちも結構するということが相まって,手土産界で確固たる地位を築いたのだろう.

ただ,砂糖はやっぱり不要だと思うのと,一個一個の味がかなり濃厚なため,まとめて食べると食べ終わった後に口の中が訳分からん状態になった(特にグレープフルーツが強力?).連続して5個も食べるのはオススメできないので注意しよう.


・おまけ
彩果の宝石の評判を検索していたところ,「口の中で溶ける」との表現があった.
チョコレートじゃあるまいし,と半信半疑なまま,口の中に入れて噛まずにいたところ(かなりの意志力が必要だった),かなりゆっくりとしたペースではあるが,確かに溶けていった.
調べてみたところ,融点が高い寒天に比べてゼラチンは30度を超えると溶けるらしい.
ということは,このゼリーは寒天じゃなくてゼラチンを使っているということか.

ついでに調べてみたら,ゼリーの原材料を比較しているページが見つかった.
これを見る限りでは,口の中で溶けるのはゼラチンを使ったゼリーだけのようだ.