2006年04月27日

スタッフサービスのCM

[ Media]

仕事柄,経済関連のニュースはできるだけ見るようにしているのだが,テレビ東京系のワールドビジネスサテライト(通称WBS)にチャンネルを合わせたままPCを使っていたところ,やけに軽快な音楽が流れてきた.
TVの画面に目を向けたところ,人材派遣会社のスタッフサービスの新しいCMシリーズだったのだが,今までのCMシリーズとイメージがちょっと違っていた.

今までのスタッフサービスのCMというのは,誇張された職場環境を皮肉った,ちょっとシニカルなイメージのCMばかりだった.
しかし今回のCMシリーズは,ありえない状況設定という点では同じなのだが,以前に比べると圧倒的にポジティブなイメージなのだ(特に月曜日のOL編).

どういうことだろうと思ってスタッフサービスのニュースリリースを見てみたところ,「“○○に恵まれなかったら派遣”から、“自分の働き方の選択肢として積極的に派遣”を選ぶという傾向」への変化を受けて,「仕事は好きですか。」という企業メッセージを中心に全面的なイメージチェンジを図ったそうだ.

先日,大卒求人倍率が,最も求人数が多かったバブル期(1991年卒)の84万人に次ぐ水準である82.5万人になっているという調査報告が公表されたが,このような労働市場の改善もイメージチェンジの背景にあるんだろう.

しかし,周囲の学生さんの就職活動を見ていると,確かに就職氷河期といわれていたころに比べると改善しているようだが,バブル期に近いくらい好調だとは思えないんだけどなあ.


・おまけ
私の携帯電話はプリペイド式なので着うたや着メロのダウンロードはできないので,基本的には最初から入っていた着メロの中からしか選べない.
で,私が着信音に設定しているのはチャイコフスキーの弦楽セレナーデなのだが,その由来がスタッフサービスのCMだったりする.
おかげで,ぼけーっとしているときにスタッフサービスのCMが流れると,焦って携帯電話を探してしまうという副作用があったりしたのだが,その副作用ともお別れなのだろうか.