先日,所用で余戸まで出かけたので,ついでに昼食を食べて帰ることにした.
さて,どこに行こう?と思いつつ,県道326号を松前町方面に車を走らせていたところ,左側に奇妙な看板を発見.
そういえば,前から気になってたんだよな,この怪しげな店.
看板から判断すると飲み屋っぽいけど,「らーめん ちゃんぽんの店」とあるし,チャレンジしてみようか.
ということで,ドキドキしつつ,入店.
店の中はそれほど広くなく,カウンター席にテーブルが2-3卓ほど.
お世辞にも店内は整理整頓がされているとはいえず,店の傍らには子供(孫?)の写真なども飾られていた.
いちおうメニューらしきものも見たのだが,店名を見たときから「この店はちゃんぽんだ!」と決めていたので(どうやら宇和島の「きくや(菊屋)」と混同していたようだ),ちゃんぽん(600円)を注文.
カウンターの中で大将が調理しているのを見つつ待つことしばし.
具が山盛りになっていて,全体的に量が多そうに見えるが,実際には丼の深さがないので(丼というよりは深めの皿に近い),特筆するほど多くはない.具の種類も普通.
スープもそれほど変わった色ではないが,店の奥からスープを手鍋に入れて持ってきたときは「あれってラード?」と思ってしまうくらい白かった.どうやら豚骨スープらしい.
で,面白かったのが麺.
ちゃんぽんというと,ちょっと太めのストレートの麺というイメージがあるのだが,ここの麺は縮れ麺だった.
普通のラーメン(特に醤油味の)に使うような麺だったので,店で出しているラーメンと麺が共通なのかと思いきや,e-komachiのとらやの紹介ページを見る限りでは,この店で出てくるラーメンの麺は博多風のストレートな細麺っぽい.
ということは,ちゃんぽん用にあえて縮れ麺を用意しているということなのかな.
この縮れ麺にスープがよく絡むせいか,それともスープ自体の味が濃いのか分からないが,全体的に味付けは濃厚.
なかなか美味しかったので,また食べてもいいとは思うのだが,わざわざ車で出かけないといけないというのがなあ.