昨年5月にネスレより発売されたスパークリング・カフェ.
「炭酸飲料+コーヒー」という微妙な組み合わせから,発売当初から違った意味で話題騒然だったわけだが,気がついてみたらネスレの製品一覧からは消滅していた.やはりというか何というか...
そんなものをどうして今頃になって記事にするのかというと,店で見かけることがほとんどなく飲む機会がなかったところ,近所のスーパーで超特価で売られていたため.
この機会を逃すと二度と飲むことはないだろうということで買ってみた.
写真を見てもらえれば分かるが,見た目はコーラっぽい.
プルタブを開けたときの「シュワー」という音もコーラっぽい.
しかし,匂いは缶コーヒーそのもので,ちょっと甘ったるい匂いがする.
で,問題の味なのだが,一口めに感じたのが
酸っぱさだった.
コーヒーの味を表現するときに,「苦味」「コク」と並んで「酸味」が使われるくらいなので,コーヒーを構成する味の要素として酸っぱさはあるんだろうけど,ちょっとコーヒー由来とは思えない類の酸っぱさ.
ネットで検索してみると,「炭酸の酸っぱさ」と表現しているものがあったけど,炭酸って酸っぱいかな? 炭酸水をそのまま飲む限りでは,「酸っぱい」というよりも「苦い」のだが...
で,この酸っぱさの正体を見極めるべく,原材料名をチェックしてみたところ,見慣れた原材料の中に混じって「シリコーン」というのがあった.
シリコーンって,半導体とかに使われるシリコンの化合物? そんなもの入れていいのか?
と思って調べてみたところ,食品の加工工程中に発生する泡を消すために食品添加物として使用されることが多いらしい.
泡を消すということは,コーヒーに炭酸を溶け込ませるときに出てくる泡を抑えるために使われているのだろうか.
ちょっと話がずれてしまったが,このスパークリング・カフェを飲むと,まず正体不明の「酸っぱさ」を感じ,そのあとにコーヒーの苦さと缶コーヒー特有の甘さが続く.そして,シュワシュワという炭酸の弾ける感触が口の中に広がる...
まあ,世の中の大多数がマズイ!と断言するであろう味
なわけだが,そんなものが,
こんな感じで部屋に鎮座ましましていたりする.
1缶たったの19円だったもので,つい大量に買ってしまったわけで...
でも,これだけ買っても本来の1缶分の価格にしかならないんだよ?
お得じゃない?
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ええ,お得じゃないですね.分かってますとも...