そろそろ夏休みが終わってしまうわけだが,この休みを利用して海外に行ってきた学生さんがお土産をくれた.
うむ,どこに行ったか聞かなくても,旅行先を確実に当てられそうなお土産である.
実際,お土産をくれた学生さんはタイに一人旅に行ってきたとのこと.
せっかくのお土産なので,ゼミの時に食べることにした.
で,何気なく裏側を見たところ,裏側にも文字が印刷されていた.
へえ,象の形をしているクッキーだけど,マカダミアナッツとミルクパウダーが入っているのか.
あれ?
確かに原材料は英語で書かれているけど小さい文字だし,そもそも無意識のうちに英単語が日本語に変換されるほど,私は英語に堪能ではないぞ?
と,裏側をよく見直してみたところ,
日本語のシールが貼ってあった.
ああ,タイに旅行した日本人観光客をターゲットにした土産物なんだな.まあ,パッケージからして分かりやすいしね.
しかし,よくよく見てみると,原産国は「マレーシア」で,しかも東京都の広尾にある会社が輸入者として記載されている.
まあ,日本でも観光地で売っている土産物の多くは別の土地の会社が作っているので,製造者や原産地が違うのは理解できるが,輸入者って?
日本の会社がマレーシアから輸入したクッキーで,しかも日本語表記がされているということは,これって日本に輸入されたクッキーじゃないのか?
それとも,日本の会社が,タイにやってきた日本の観光客をターゲットにして,マレーシアでタイっぽいお土産を作らせ,それをマレーシアからタイに輸入した,ということなのだろうか?
うーん,これもグローバル化が進展したがゆえのことなのだろうか...