怪異に憑かれた少年「阿良々木暦」の身の回りには,なぜか怪異が集まってくる.
双子の妹のかつての友人を締め付ける蛇,そしてクラスメートの委員長「羽川翼」に憑いた猫が再び姿を現した...
前作があまりにも面白かったので,すぐに予約したところ,思ったよりも早くに回ってきた.松山市立三津浜図書館所蔵.
あいかわらず登場人物たちの掛け合いが面白い.
でも,そのノリに上巻で慣れたせいか,それとも登場人物が増えてきて拡散しているためか,上巻を読んだ時ほどのパワーは感じなかった.
怪異についての説明も上巻よりは少ないし(これは話数も関係しているのだろうが),解決方法もちょっと力ずくっぽいので,そういう点でも個人的には上巻の方が面白かったかな.
まあ,それでも十分に面白かったので,また西尾維新の作品を読んでみようかなという気になってきた.