80年代と90年代のベストセラー作家8人がどのように評価されたか,それはどういう時代背景のためか,についての本.
まえがきには「『作家論』というよりは『作家論論』だ」とあり,帯には「同時代論」とあることからも分かるように,単なる作家評論ではない.
作者は『趣味は読書。』の作者だが,それほど毒舌ではなかったかな.
ちなみにとりあげられている作家は以下のとおり(カッコ内は既読冊数).
村上春樹(3か4)
俵万智(0)
吉本ばなな(2)
林真理子(2)
上野千鶴子(1)
立花隆(0)
村上龍(0)
田中康夫(0)
やっぱりベストセラー本はあまり読んでないなあ.しかも林真理子の2冊のうちの1冊以外はこの1年くらいで読んだものばかりだし...