2004年07月17日

プール・紙幣・合理的判断

[ Experience]

いつものようにプールの中をてふてふ歩いていたところ(泳ぐのが遅いので歩きがメイン),隣の方のコースでオバチャ,もとい,ご婦人が,プールサイドのオバチャ,じゃなくて,ご婦人と何か会話している光景が目にとまった.

なんとなしに見ていたところ,プールサイドのご婦人が,コーナーにあったビート板の上に紙幣を数枚乗せて(おそらく1000-2000円),そのまま帰っていった.

こういう状況で渡されても迷惑なだけじゃないか,と思いつつ,その後の展開を見守っていたところ,水の中のオバチャ,失礼,ご婦人は以下のような行動をとられた.

1.片手で紙幣を取る
2.片手で水泳帽を脱ぐ
3.紙幣を頭の上に乗せる
4.水泳帽をかぶり直す
5.何もなかったかのように泳ぎ始める

衝撃的だった.


しかし,よく考えてみると,

1.紙幣は濡れたからと言って使えなくなるわけではない(cf.ティッシュペーパー)
2.普通に泳ぐ分にはそれほど力が加わるわけではない(cf.洗濯機)
3.わざわざ更衣室までお金を置きに行くのは面倒くさい(cf.数万円の大金の場合)

ということで,あのオバチャ,ええい,ご婦人の行動は非常に合理的な判断に基づいているといえる.

しかし,理屈では分かるのだが,何か釈然としないものが残るのは,私がまだまだ非合理的だからだろうか...