2004年10月06日

蔵元屋

[ Spot]

前回行きそびれた「蔵元屋」(愛媛県内の蔵元が協力して運営している県内地酒のアンテナショップ)に行ってきた.紆余曲折の結果,店にたどり着いたのは総勢6名.

kuramotoya_a.jpg

まだ太陽が完全に沈んでいないのに酒を飲んでいいのだろうかと罪悪感を少しだけ感じつつ店内へ.

既に店内には先客が数組いたので,罪悪感が消し飛ぶ.時間的には飲んでいても問題ない時間だしね.

立ち飲みスタイルなので椅子がないのは分かっていたのだが,テーブルがちょっと高め.背が低い人とかは大変かもしれない.
店の片隅にカウンターがあり,そこで注文・精算を済ませ,出てきたお酒&肴を自分でテーブルまで運ぶというスタイル.1000円で1100円分の金券が買えるので,基本的には金券を買うほうがお得だろう.

kuramotoya_b.jpg

ちなみにカウンターの横には「小売部」があり,瓶入りの日本酒がずらりと並んでいる.立ち飲みで気に入ったお酒はこっちで購入できるというわけだ.

kuramotoya_c.jpg

言われて気がついたのだが,日本酒が納められた冷蔵庫の前にはラインが引かれている.
別にそのラインを超えてはいけないというわけでもないようなので(少なくとも私は怒られなかった),ちゃんと二本の足で立って安定した体勢を確保してからじっくりと眺めよう.

お酒は100-500円の100円刻みの価格設定.全部で100種類以上(「え」や「媛の愛」などの共同ブランドものを含む)あるようなので,全部制覇するにはかなり通わなければならないだろう.中には「この値段でこの酒が飲めるの?!」というのもあるようだ(詳しくないのでよくわからないが).
値段が安い分,量は60mlとちょっと少なめなので物足りない人も多いだろうが,少しずつ色々なお酒を楽しんでもらおうということだろう.

肴は,じゃこ天や燻製チーズの炙り,漬物,かまぼこ等で100-200円.それほどボリュームのあるものはないので,普通の居酒屋的には使えないだろう.

あと面白かったのは,蔵元一覧のカードがあり,飲んだり買ったりした蔵元にはハンコを押してもらえる.で,すべての蔵元を制覇すると認定してもらえ,そのカードを4枚集めると認定書&店内での名前掲示という特典があるそうだ.
メンバーで一枚のカードというのも有効なので,数名でそれぞれ違う蔵元のお酒を飲んでいけばすぐに制覇できそうだ.

ということで,我々もそれぞれ違う蔵元のお酒を,100円,200円,300円と少しずつランクアップさせながら頼んでいくことに.ただし,私だけは「森の翠」だけでランクアップさせてもらった.
出てきたお酒をそれぞれ味見しあいながら飲んでいったわけだが,こうやって飲むと,それぞれの味が違ってるというがよく分かる.で,やっぱり高いお酒というのは,やっぱり高いだけあって美味しいということもよく分かった.

あと,立ち飲みというのは予想以上にツライというのもよく分かった.店内にいたのは1時間強くらいだと思うのだが,足が痛くなってくる.それほど長居はできない店だな.
値段の方だが,一人3杯&肴少々で平均1000円を切っているはず.色々な種類のお酒を楽しめてあの値段だったら,まあ,高くはないかな.

しかし,あの程度では食べたりない・飲み足りないという人がほとんどだろうから,2軒目に行くことになるんだろうな.実際に我々もそうだったし.