2004年10月26日

映画『ディープブルー』

[ Media]

どういう経緯だったかは忘れたが,『ディープブルー』という映画をシネマルナティックで上映していることを知った.
タイトルからして海の映画だろうと思いつつ,公式ページの予告編を見てみた.
うぉぉ,何かよく分からんが凄そうだ.
で,珍しいことに(良心的なことに?)シネマルナティック(公式ページ?)は毎週月曜日がメンズデーになっており1000円で映画が観れるようだ.

ということで,観に行こうかと思ったのだが,Yahoo!の映画掲示板では「TVで十分」とか「眠い」などなど,評価の低い書き込みが多数.うーむ...

しばし悩んだ結果,1000円だし,シネマルナティックにはまだ行ったことがないので,その見物も兼ねて観に行くことに.

小劇場ということで,シネリエンテの1階のような小さなスクリーンを想像していたのだが,スクリーンは結構大きめ.
椅子はカップホルダーの付いたシネコンにあるような椅子ではなく,昔ながらの椅子だったが,通路脇にご自由にお使いくださいと座布団が山のように置いてあった.
当初想像していたよりは設備は悪くないようだ.

CineLunatic.jpg

(さすがに上映中は撮っていないので,上映前の会場の様子を)

しばらく予告編などを見てから上映開始.
事前の情報収集で,ストーリーらしきものは全くないと知っていたので,海と海洋生物の映像を楽しむことだけに集中することに.

で,いきなり冒頭の波の映像で度肝を抜かれる.
その後,ナレーションが邪魔だなあと思いつつ,ひたすら映像に集中.
実は少々寝不足気味だったので,上映中に寝てしまうのではないかと心配していたのだが,動きの少ない場面で数秒間意識が飛んだりはしたものの,それほど退屈しないうちに上映終了(約90分).

ということで,全体の感想だが,事前情報ナシ and 正規料金で観た人はきっと怒ると思う.「TVで十分」という意見は,ある意味正しい.白熊VSアシカやシャチVSアシカ,シャチVSクジラなんかは,わざわざ映画館で見なくてもいいと思う.
でも,海鳥やマグロ(カツオ?)がイワシの群れに突っ込むシーンや,それこそ冒頭の波のシーンなんかは,大画面で観た方が迫力があるので劇場で上映する価値があるだろう.
あと,前にも書いたように,ストーリー性は皆無だし,最後に取ってつけたような反捕鯨のメッセージがあったりするので,そのことを知らないで観ると暴動を起こしかねない.

ということで,映像を楽しむ映画(というか環境ビデオ?)と割り切った上で,できるだけ安い日に観に行くことをオススメする.ああ,海とかイルカが元々好きだという方は正規料金でもいいかもしれない.
それと,結構残酷なシーン(といってもシャチとサメのハンティングシーンくらいだが)があるので,そういうのがダメな人は遠慮したほうがいいかも.あと,ウネウネ・ニョロニョロしたものがダメな人も.