2004年11月10日

『Good Luck』アレックス・ロビラ他

[ Book]

カバーがかかっていない状態で借りたので最初は気がつかなかったのだが,緑色のきれいな装丁の本で,書店のベストセラーコーナーに大量に平積みにされていたので,見かけた人も多いはず.
本としては自己啓発本に属するのだろうか.寓話を通じて人生に必要なことを教えるというスタイル.以前流行った『チーズはどこへ消えた?』系の本だと思う.

この本で言われていることは至極真っ当なこと(例:幸運をつかむためには下ごしらえが必要)ばかりなので,特に新鮮味はないかもしれない.
本自体も薄いし,字も大きいので,字数もかなり少ない.まあ,値段も1000円と安めではあるが,それを高いと思うか安いと思うかは人それぞれだろう.借りて読んだ身分なので評価するのはいかがなものかという気もするが,個人的には「高すぎる」と思う.

世間的にはどういう評価がされているのかと思ってamazonのレビューをチェックしてみたところ,126件ものレビューが掲載されていた.平均評価は3.5くらいなのだが,ざっと見たところでは両極端な評価が多いようだ.まあ,ハマル人にはハマルということなんだろう.

ちなみに,貸してくれた学生さんが「1時間で読み終わります」と言ってたのだが,確かに1時間もかからなかった.あとがきによると執筆時間は8時間,ただし構想には3年かかったそうだ.