2005年01月20日

『「お金」と「市場」のカラクリ』ジョエル・クルツマン

[ Book]

どこかのBlogで評価が高かったので三津浜図書館で借りてきた.

副題が「投資の世界はこう動いている」なのだが,投資テクニックがどうこうというのではなく,その背景にある貨幣や市場,価値と価格の違いなどについて書かれている.
平易な言葉と例え話で話が展開されており,読みやすいとは思う.

この本を読みながら思ったのだが,このあたりの内容を本などで既に一通り押さえている私からすると「これは信用創造のことだな」とか「これは貨幣の三機能だな」などと,概念がスッと浮かんでくるし,よく理解できた.
しかし,そういう概念を理解していない人にとっても同じように分かりやすいのだろうか? 研究費で購入して,誰か学生に読ませて確認してみようかな.