2005年05月15日

『もうおうちへかえりましょう』穂村弘

[ Book]

『世界音痴』に続く穂村弘のエッセイ第二弾.やっぱり松山市立中央図書館で借りてきた.

基本路線は前作と同じなのだが,文学・短歌関係の雑誌に掲載されたエッセイが多いためか,前作よりもダメ人間っぷりの露出が低くなっており,私としては面白味ダウンという感じ.

そもそも私が穂村弘のエッセイを読もうと思ったのは,最新刊の『現実入門』が面白そうだったためなのだが,これで最新刊に至るまでのエッセイを全て読んだことになるので,ようやく読む準備が整った.

ということで,図書館で予約してみた.早く入荷しないかな.

最後に気に入った箇所を引用.

「この世界」からはみ出してしまっていることに苦しむのには意味があり、その中からだけ生まれてくるものがあると信じている。そう、すべての詩はそこから生まれてくるのではないか。