2005年07月16日

『クビツリハイスクール』西尾維新

[ Book]

「人類最強の請負人」に騙され,名門女子高に潜入して依頼人である女子高生を脱出させる手伝いをすることになった主人公「戯言遣い」.
しかし,その学校は普通の学校ではなく,脱出させるのは命がけの仕事になる.
理事長に直談判するべく理事長室に向かった一行だが,当の理事長は密室の中でバラバラ死体になっていた...

「戯言遣い」シリーズ第3弾.やっぱり松山市立中央図書館所蔵.
なかなか遭遇しなかったので予約したのだが,それでも届くまでにはかなりの時間がかかった.特に予約が溜まっていたというわけでなく,前の貸出者がなかなか返却しなかっただけのようだが...

話としては前の2作と同じはずなのだが,読んでいてどうも違和感があった.主人公の人格が微妙に違っているような印象を受けたためだ.

ストーリーとしても,『クビキリサイクル』ほどミステリしてないし,『クビシメロマンチスト』ほど青春っぽくもないので,ちょっとイマイチな感じがした.

あと,楽屋オチというか,オタク層狙い撃ち的なネタが多数あったため,一般受けはちょっとしないかも.