2005年09月10日

北海道出張 人情編

[ Experience]

北海道出張三日目も調査日.

今回はすべて札幌市内なので,朝は比較的ゆっくりできた.

第一の調査先は札幌洋菓子協会.
タクシーで移動したのだが,初めて行く場所だったため,余裕を持って出発したところ,思いっきり早くに着いてしまった.
仕方がないので近所の公園で時間をつぶしてから向かったところ,事務所から公園が丸見えで,時間をつぶしているところを目撃されていたらしい.

前日の調査に続いて,ここでも面白い話を聞くことができたわけだが,世の中には本当に「美人社長」が実在しているということも確認できた.想像上の生き物じゃあ,なかったんだね.


その後,次の調査先への移動手段を確保するべく,あるバス会社のバス停を探したのだが見つからない.
通りすがりのお姉さんに聞いてみたところ,「あっちとこっちにあるけど」と前提を置かれた上で一方のバス停を指し示された.
そちらに言ってみたところ,確かにバス会社はあっていたけど,路線が違っていた.お姉さんのウソツキ...
また誰かに聞こうかと思ったのだが,たまたま高級そうなホテルがあったので,そこのロビーで聞いてみた.
すると,地図で探してくれただけでなく,情報があいまいだからというのでバス会社に問い合わせまでしてくれた.なるほど,これがコンシェルジュというやつか.私たちがそのホテルの客ではないことは明らかなのに,そのコンシェルジュの方も受付のお姉さんも,こちらが恐縮してしまうくらい親切にしてくれた.ううっ,昨日といい今日といい,人の情けが身に沁みる...
ちなみに,正しいバス停の位置は最初にお姉さんが言っていたもう一方のほうだったので,お姉さんはウソツキではなかった.お詫びして訂正しておこう.

そんなこんなでようやくバス停に辿り着き,そこで一旦解散.各自で食事や買い物を済ませ,次の調査先であるきのとやの本社工場へ.
やっぱり時間よりも早く着いてしまったので,周辺で15分ほど時間をつぶしてから訪問.
社長自ら調査に応じてくれて,ここでも面白い話を聞かせてもらったのだが,やっぱり経営者というのはパワフルだなあと思ってしまった.

ちなみに,ここでも作りたてのチョコモンブランという札幌生まれのスイーツをいただいた.

sapporo_cake_1.jpg

このチョコモンブランの取り組みについて調べることが,今回の調査の主目的の一つなので,これも調査の一環である.いや,本当に.


その後,タクシーで次の調査先に移動.今度はケーキハウス アルディという街のお菓子屋さんだったのだが,パティシエでもあるオーナーが相手をしてくれた.
ここは調査というよりも,なぜか人生の先輩に話を聞くという感じになってしまったのだが,聞いていて非常に頷けることが多々あった.
結局2時間近くもお相手をしてもらったのだが,ここでも多数のお土産をいただいてしまった.

sapporo_cake_2.jpg

...ゴージャスすぎ.

調査先の方々に対しては,忙しい時間を割いて調査に協力してもらっているので,ただでさえ申し訳なく思っているのだが,その上にこんなによくしてもらっていいのだろうか? ううっ,人の世の情けがますます身に沁みるぜ...
と思いつつ,いただいたケーキはその日の深夜におこなわれた学生さんの誕生祝の席で有効活用させていただいた.

ということで,調査先の人が色々とよくしてくれたんだから,今回の調査結果を活かして,いいレポートを書いてね>学生さん