2005年09月30日

『独り暮らしをつくる100』川上ユキ

[ Book]

ちょっと前から断続的に引越しを検討中なのだが,その情報収集をしているときに知った本.
ちょっと検索してみると異常なくらい評価が高かったので,松山市立中央図書館で借りてきた.

インテリアコーディネーター兼デザイナー(?)の著者が,その本業である部屋のレイアウトや家具&インテリア選び,配置方法に始まり,掃除や食事まで生活全般についてアドバイスしている.あまり好きな言い方ではないのだが,いわゆる「ライフスタイル」についての本.
しかし,この手の本にありがちな感覚的・非現実的なものではなく,かなり理詰めというか論理的かつ現実に使えそうなアドバイスばかりなので,独り暮らしをしていない人でも,部屋の模様替えなどの参考にはなりそうだ.

この本には,Bed(就寝)とDinning(食事)とLiving(くつろぎ)を区別してレイアウトするのが基本とあるのだが,現在の部屋ではこれが完全に一体になっている,というか一体にせざるをえない.
しかし,この本は基本的にワンルームを想定して書かれている.ワンルームといってもサイズは色々なのだが,レイアウト例を見る限り,キッチンを除いた居住スペースは6畳強くらいか.ちなみに現在の部屋は6.5畳... あれ,どうしてできないんだ?
色々と考えてみた結果,あまり活用されていないロフト用ハシゴが最大のネックになっている模様.こいつのせいで部屋の自由度が極端に下がっている.
私の主観的見積もりでは1畳強はスペースが無駄になっている.ということは,現在の部屋は実質的には5畳くらいか.そりゃあ狭く感じるはずだ(涙).

なお,冒頭に「なるほど!」と思ったことが書いてあったので、途中を省略して引用しておこう.

独り暮らしは「つくる」の連続です。「つくる」とは、「考える、決める、行動する」が3個1セットになった行為。(中略)住む家に始まり、お金の使い方、食事、家事・・。大きなコトから些細なコトまで、いろんなコトを「考えて、決めて、行動する」。毎日たくさんの「つくる」が積み重なって、生活になり、それがライフスタイルへと進化します。

まあ,ライフスタイルにまで進化するかどうかはともかく,もうちょっと生活をちゃんとする方向で努力してみようか.

・おまけ
今の部屋のレイアウトに落ち着くまでに何度かお世話になったのがコレ.同様のソフトは結構あるし,その気になればWordなどでも同じことはできなくはないのだが,手軽&無料でできるのでオススメ.
一度作ったレイアウトを保存できれば文句ナシなのだが,残念ながらその機能はない.
ちなみに,久しぶりに現在の部屋のレイアウトを作ってみたところ,悲しいぐらい狭いことを再度実感してしまった(涙).