時間が経ってしまったが,先日の大阪出張の際のネタ.
またもや船場のあたりで昼食をとることになったので,どうせなら名物を食べようと調べたところ,船場カリーというのが有名らしい.
あちこちに支店があるらしいのだが,どうせ船場にいることだし,本店で食べようと思ったところ,残念ながら営業時間外.諦めかけたところ,すぐ近くに支店があるというので,そちらで食べることにした.
事前の情報収集によると,なぜかカレーに生のネギが大量に入っているという.
ちょっと信じられない組み合わせなのだが,それが名物だというなら食べてみねばなるまい.
一番の売りにしているメニューはすじネギカリー(牛すじ肉とネギが入ったカレー)らしいのだが950円はちょっと高く感じられたので,750円のビーフネギカリーを注文.
辛さも選べるのだが追加料金が必要になるので,今回はノーマルで.
しばらく待って出てきたカレーが...
デカッ!
そして
黒ッ!
という,私の想像を超えた物体がやってきた.
それがコレ.
比較対象として,右上に携帯電話(色はパールホワイト)を置いてみた.
この大きさ,そして黒さが分かってもらえるだろうか.メニューによるとイカ墨が入っているので黒いらしい.
そして,黒いカレーの上に載せられた白と薄緑のネギ...
かなり衝撃的だった.
ショックを受けてしばらく凍りついた後,食べてみることに.
とはいえ,これは最初にネギを全体に混ぜて食べるべきなのか,それとも福神漬けのように適宜食べるべきなのか.
店員さんに聞くのもどうかと思ったので,局地的に混ぜて食べてみることにした.
ということで,スプーンで掬ったところをアップでどうぞ.
うーん,カレーとは思えない絵だなあ.
では,心の準備を整えて一口...
うっ,これは旨いかも...
はっきり言って,インデアンカレーを食べたときに匹敵するくらいの衝撃.
インデアンカレーは「甘ッ」「辛ッ」の二連続攻撃なのだが,この船場カレーも二連続攻撃.
しかし,こちらは「辛ッ」「辛ッ」の二連続だ.
もう少し説明すると,最初の「辛ッ」はカレーの辛さ.普通のカレーと比べても結構辛めのルゥなのだが,これはカレーとしてはおなじみの辛さ.
そして,次の「辛ッ」はネギの辛さ.ざる蕎麦の薬味にネギが入っているが,あの手の爽やかな辛さがやってくるのだ.しかも,この爽やかさとネギのシャキシャキした食感が口の中をリセットしてくれる.そして,再びカレーの「辛ッ」が...
ということで,結構な量にもかかわらず,バクバク食べれてしまった.
コストパフォーマンス重視の私としては,美味しいけど値段のわりに量が少ないインデアンカレーよりも,美味しいし量も多い船場カリーの方が好みかな.
しかし,カレーとネギの組み合わせがこんなに合うとは知らなかった.もちろんカレーの味付にも関係してるんだろうけど.
このネギカリーが評判どおり美味しかったところからすると,イチオシのすじネギカリーもかなり期待できそうだ.次に行ったらすじネギカリーを食べよう.